この列車の指定券は発売初日から満席で、何度か窓口に通っても空席が出ないので、「義経」での東北旅行はあきらめていたところでした。
７月２７日夜１０時ごろ、もしかしたらと思って訪ねた窓口で、運よく１枚指定券を入手。一人旅の場合、直前に取れることがあるのであきらめないでよかったです。
さて、２３：１３、武蔵野線新秋津から乗車。普段夜行列車の来ない駅の電光表示は、「臨時快速」。行き先は表示されていませんでした。
乗車したのは、ゴロンとシート「中席」で、Ｂ寝台の中段に当たります。（同じ５１０円なので、できれば広い下席（下段）を取りたいところです）
中段の寝心地は寝台だけあって横になれば広さは十分快適ですが、座れる高さがないのは、やはりつらいものがあります。また、シーツがないので、半そでシャツなどで直にシートに触れるとちくちくして気持ちがよいものではありません。何か下に引く大きなタオルなどがあると気持ちよく眠れると思います。
途中運転停車をして時間調整しながら平泉に到着。駅前に出ると、「義経」を利用した団体ツアー客が集まっていました。
以降晴天に恵まれ、花巻、岩泉、宮古、釜石と４日間の旅行を楽しみました。東北を朝から観光できるこのような夜行列車がシーズン中だけでも定期的に運転されたら使う人も多いのではないでしょうか。