毎年、スキーへ家族で行き、プランは俺が立てていました。
今年もそう、６年目のスキーシーズンも某旅行会社のパック旅行で妙高高原駅が最寄り駅の赤倉温泉へ向かうことにした。
毎年、Ｂ寝台を確保するのに苦労していたが今年はすんなり取ることができた。出発当日、高校のテニス部のクラブ活動が終わって家路につくときから興奮していた。
１月５日京都駅に２２：５０につき０番線の北陸本線特急等が発着するホームでシュプール３号を待つ。
家族４人で寝台の中段か下段かをじゃんけんで決めたり話すうちに２３：１８の発車時間になった。
１号車のＢ寝台下段に潜り込む。５回目の寝台だがいつ乗っても天井の圧迫感が感じられる。
妹とお菓子を食べつつ車窓を眺めていると東海道本線米原駅に着いた。０：１６だったが次の急行きたぐにを待つ人が結構いたようだ。ホームで冷たいお茶を買い列車に戻り車窓を眺めていた。
毎年のことだが眠れない、そして毎年のように福井を過ぎた辺りには寝て起きると通り過ぎる駅の看板に松任と見えた。
そこからは寝たり起きたりの繰り返しだ。列車は富山駅に４：１３について４：４０に発車した。車窓には雪が積もっていて着実に北へ向かっていると実感する。
そして５日前、元旦に友達と訪れた親不知、筒石を通過していく。この辺りに来ると海が見えてなんだか嬉しくなってくる。
列車は直江津駅に着いた、俺と妹はホームに出てみた。やはり豪雪地帯だなと思わせる雪の量だ。列車は定刻に出て信越本線に入った。
南下すればするほど北陸本線沿線の積雪量とは比べものにならないくらいの積雪量であった。列車はゆっくりとしたペースで過去シュプール号停車駅だった関山を通過。
以前来たときは小学生で寝ていた記憶しかなく雪不足だった。なんだか全然違うところのようだ。７：１４列車は妙高高原駅に到着。
俺のスキー旅行の楽しみのひとつでもある行きのシュプール号の旅が終わってちょっと寂しかった。