帰省のため上野発金沢行き特急北陸に乗りました。ちょっと変わった体験をしましたので書かせて頂きます。
帰省の時は必ず北陸フリー切符を使います。東京〜北陸間往復で￥２１，４００。往路・復路とも上越新幹線（越後湯沢もしくは長岡乗り換え）＋はくたか・北越か寝台特急北陸のＢ寝台・Ｂ個室ソロまたは急行能登が乗れる超お得切符で、仮に北陸でまともに往復するとＢ寝台料金こみで￥３４，８６０になりますので実に３８％引き。回数券とは違って通年使用できますので、これを使わない手はありません。
当日２００５年８月１３日は北陸方面が天候不良で、果たして列車が運転されるのか不安がありました。最悪運休の場合最終のとき＋はくたかに切り替えようと思っていましたが、幸いにして所定で運転されるとのこと。
２２時３０分すぎに上野駅１３番線に着き入線を待ちます。昼間上越線水上〜宮内間が大雨のため不通になっていた関係で、上越・羽越線経由の青森行き「特急あけぼの」が東北・北上・奥羽線経由の迂回運転になっておりました。
いつもＢ個室をチャージしたいと思ってはいるのですが、つい悪い癖でぐずぐずしていて今夜も開放型Ｂ寝台になってしまいました。個室はやはりかなりの人気で早めに予約をしないとなかなか取れません。
２３：０３分定刻通り上野を発車。シーズン真っ盛りと言うこともあってほぼ満席の状態でした。大宮・高崎と停車、水上に運転停車して列車は何事もなく歩を進めてゆきます。
ところがだんだん様子がおかしくなってきました。越後湯沢通過後しばらくして新宿行き「快速ムーライトえちご」とすれ違い。ここまでは所定通りなのですが、その後しばらくして六日町あたりですれ違うはずの上野行き「急行能登」がなかなかやって来ません。
結局「急行能登」と交換したのは信越線に合流する少し手前。しかも運転停車で機関車の付け替え及び方向転換する長岡の一つ手前宮内で臨時停車。１０分くらい停まっていたでしょうか、一向に発車する気配がありません。しばらくすると後ろから寝台特急が追い抜いて行きました。よく見るとなんと上野行きの上りの北陸ではないですか。金沢行き北陸が待避し上野行きの北陸を先に通すといった、珍しい光景に遭遇しました。巡回に来た車掌さんに聞いたところ、やはり天候不良と車両故障の影響で上野行きは約１時間遅れているとのこと。しばらくして長岡で機関車を付け替え方向転換してきた上野行き北陸とすれ違い。程なく我が金沢行き北陸も発車。長岡駅に滑り込みました。
長岡で運転停車中、函館発大阪行き「特急日本海４号」が後から来て先に発車して行きました。通常ですとここで上野行きの「特急あけぼの」と交換するはずなのですが、前述したとおり本日は迂回運転のため姿は見えません。
そうこうしているうちに、我が北陸も約１０分遅れで運転。途中高岡で富山発名古屋行き「しらさぎ２号」の待避停車も加わり所定より１５分ほど遅れて終点金沢に着きました。