平成17年8月15日のあけぼの号に乗ったときの話です。
私は毎年家族で旅行に行くのですが、今年は東北方面を勧めてみました。東北に行くのは初めてだったのでどこに行くか悩んでいましたが、ふと「リゾートしらかみ」に乗るのはどうだろうかと思いました。そしてリゾートしらかみ3号の蜃気楼ダイヤを利用して十二湖散策をすることに決定しました。
十二湖散策となると蜃気楼ダイヤだけでは足りない気がしたのでリゾートしらかみ1号から乗ることにしました。すると東京6：56発のこまち1号では秋田に10：56でしらかみ1号には間に合わないので、「あけぼの」を利用することにしました。
家の人はいつも寝台車は「長時間乗りたくない」「揺れる」などで乗らず嫌いしていましたが、4人だったので珍しく出発前から楽しみにしていました。
そして出発日、上野駅には21時前に到着しました。夏なので駅はとても暑かったです。五つ星広場に行こうとしたら、もうあけぼの利用者で埋まっていました。しかたがないので掲示板で話題になっていた冷凍みかんを買おうと高いホームへ行ってやっと売っている売店を見つけましたが、すでに売り切れの模様。
残念がっていたら隣のホームには常磐線の最新鋭車両「E531系」が停車していたので階段を走って移動。かなり汗だくになりました。
そして21：15頃「業務放送とぉさんばん（13番）2021列車接近」という構内放送が流れカメラを準備します。そしてあけぼの号は推進運転で13番線に入線してきました。この日は貫通扉は閉めていました。白帯の24系はなんだか違和感があります。今日は10両編成でした。
車内に入ると家族は初の寝台車になんだか興奮気味。（私も）
そして列車は定刻どおり上野駅を出発しました。遅い時間帯のためか車内は家の人以外の声があまり聞こえません。そしてお馴染みのチャイムが流れましたが、音程がスタッカート気味の東日本タイプでした。この日は満席だったそうです。
大宮を過ぎて車内が暗くなると、私たちも眠ることにしました。今回は初めてのB寝台上段でしたが興奮しているせいかいつまでたっても眠れず、結局1時半くらいまで目が覚めっぱなしでした。
安眠できないまま5時40分起床。もうちょっと寝ていたいところでしたが、秋田で降りるので起きていることにしました。カーテンを開けるとだんだん日本海が近づいてきました。6時30分おはよう放送が入りました。列車は定刻どおり動いているみたいです。昨夜上野駅周辺では雷がたくさん鳴っていて、ものすごい豪雨だったので遅れないかととても心配していましたが大丈夫だったみたいです。しかしこの4日後雷によっていい迷惑をくらうことになってしまいます。（詳しくはあけぼの上野行きの乗車記にて）
そしてあけぼのは定刻どおり秋田に到着しました。外は昨日とは打って変わってとても晴れていました。このあとリゾートしらかみに乗り五能線を堪能しました。
4日後私は家族と別れて青森からあけぼのに乗ることになりましたが、続きは次の乗車記に書かせていただきます。