前回、北海道旅行に往復トワイライトエキスプレスを利用し、その模様を投稿させていただきましたが、今回もトワイライトエキスプレスに乗車しましたので投稿いたします。
乗車日は８月１５日で、前回は往復トワイライトでしたが今回は日数に限りがあるので往路は飛行機を利用し復路にトワイライトを選択。切符は周遊券を利用し、ゾーン券は札幌、道央ゾーンにしました。そして肝心のトワイライトのチケットですが一年で最も混雑する時期に、そう簡単には取れないだろうと思っていたので、ひとまず旅行会社に事前予約しておき（ロイヤル、シングルツイン、Ｂコンパートメントの順）、切符発売日の当日にＪＲ西日本の電話予約でも狙ってみることにしました。
そして乗車一ヶ月前の７月１５日。午前９時５７分ごろ、ＪＲ西の予約センターに電話をかけ、「８月１５日、札幌発のトワイライトエキスプレス、Ａ個室を予約したいのですが・・・」と、だめもとで伝えたところ、「少々お待ちください」とのオペレーターの声に従い、しばらく待っていましたが、「どうせアカン（駄目）やろうな・・・、シングルツインでも空いてたらラッキーや。」と思っていました。しばらく待った後、保留音が止まりオペレータの第一声が「誠に申し訳ございませんが・・・」から始まったので「やっぱりな」と思っていたところ「あいにくスイートは満席ですが、ロイヤルなら一部屋空きがございます。いかがなされますか？」との声が聞こえてきました。私は心の中で「何言うてんねん、一人やのにスイートなんか使うかいな。まあ、確かに一人とは言わんかったけど、ってなんやて、ロイヤル空いてるって！」との思考が巡りすっかり取り乱してしまいました。その後のオペレーターとの取引は、よく覚えていません。オペレーターのお姉さんに「この人○○ちゃうか？」と思われてなければいいのですが・・・。
ともかく念願のロイヤルを予約し、指定した駅で発券してもらったところ部屋番は「２号車５号」でした。本当に最後の一枚だったのですね。車端部で揺れが気になるかもしれませんが、進行方向に向いているので良しとしましょう。ちなみに旅行会社に予約した分は、ロイヤルはおろか、Ｂコンパートメントすら取れていませんでした。ＪＲと旅行会社とでは発券システムに違いがあるという話は聞いていましたが、少し腑に落ちませんね。
このままだと長くなりそうなので、旅行までの日々や北海道内の行程については割愛させていただきます。飛行機で北海道に上陸したあと、北海道の鉄道やグルメや観光地を堪能し、いよいよトワイライトの乗車となりました。私はトワイライトに乗るのはこれで３回目。Ｂコンパートメント、シングルツイン、ロイヤルと計算していた訳ではないのですが、順番にステップアップする結果になりました。午後一時ごろから札幌駅４番ホームに待機し、切符や荷物、お土産等の確認をしているとトワイライトの入線を知らせる放送が。以前は、発車数分前の入線だったらしいですが、最近は発車２０分程前の入線になったみたいですね。早速、自室に向かい部屋に入った感想は「広い」でした。一人で使うのはもったいないくらいで、二人でも充分使えそうです。実際、二人で使ってる人達も多かったです。ただ、シングルツインを二人で使っている人達がいましたが、「それはちょっと・・・」って感じですね。切符の都合で仕方なかったのかもしれませんが。私の個人的見解ですが、大人と子供の２人でトワイライトを利用する場合、断然ロイヤルが勧めですね。ツインだと２人分の料金が必要だし、シングルツインは２人だとかなり狭い。ロイヤルで、子供は添い寝という形を取れば子供の料金は不要ですし、ツインとさほど料金は変わらないはずです。Ａ寝台だけのサービスもありますしね。無論、切符が取れればの話ですが。
話はそれましたがロイヤル入室後、部屋の設備をいろいろ確認していると発車の時刻となり、ソファーに腰掛け外を眺める事にしました。発車後しばらくして車掌が検礼に訪れ、その後食堂車のスタッフが食事の確認とウエルカムドリンクのオーダーを取りに来ました。夕食に関しては、「Ｂ寝台しか取れなかった場合はフランス料理。ロイヤルが取れた場合は弁当で我慢。」としていたので弁当を注文しました。３回目にして始めてオリジナル弁当を予約する事が出来、少し嬉しかったです。朝食は和食をチョイス。ウエルカムドリンクは赤ワインをお願いしました。実は私、ワインは飲めないのですが、お土産用にと思いまして・・・。その後は、食堂車でコーヒーを飲んだりサロンカーで景色を眺めたりしていましたがディナーの時間になったので自室に戻る事にしました。自室で注文した弁当や北海道土産を食しているうちに青函トンネルに突入しました。説明会に参加しようかとも思いましたが、ディナー中の食堂車を通るのは気が引けたので自室で過ごす事にしましたけど、やはり車端部の為か青函トンネル前後の区間は相当揺れが激しかったですね。パブタイムで少し飲んだ後ベッドをセットしましたが、驚くほど広いベッドですね。ベットの幅だけでツインの部屋の幅位はあるような感じです。相当寝相が悪い人でもベッドから転げ落ちる心配はないでしょう。
おはよう放送で目を覚ましシャワーを浴びたあと、サービスのモーニングコーヒーを飲みながら朝刊を読んでいると朝食の時間となったので食堂車に向かいました。この食堂車での朝食は何回経験しても特別な感じがしますね。まるで自分が特権階級にでもなったかのような錯覚を覚えます。朝食が終わってしまえば残された時間は、あとわずか。じたばたしても始まらないので、自室で思い残す事のないようひたすら景色を眺めていました。見慣れた列車がすれ違う事で、関西圏に帰ってきたと実感し、高槻付近では下りトワイライトとのすれ違いを眺めた後、降り支度を始めました。そして新大阪発車後、旅のフィナーレを飾るかのように「いい日、旅立ち」が流れ余韻に浸っている間に大阪駅に到着。
次にトワイライトに乗れるのは、いつになるか分かりませんが出来れば次は下りのロイヤルを利用したいですね。そして食堂車のディナーも利用したいと思います。頑張ってお金を貯めねば・・・。
最後になりますが長文、乱文、大変失礼致しました。