九月の三連休、実家に帰省するためにはやぶさ号ソロに乗車しました。
本来はひとりで乗るはずでしたが、友人が同時期に九州への旅行を予定していたので、ならば乗車日と列車を合わせよう！ということになりました。寝台券の手配は友人がやってくれ、見事ソロ2部屋(２階席隣同士)を確保できました。友人は東京から、私は横浜から乗車なので、夕食のお弁当は種類が豊富な東京駅で買ってもらうことにして、私はお酒係となりました。
乗車日当日は仕事を早上がりし、長津田駅でおつまみのシウマイと翌日の朝食用のパンを買い、ロッカーに入れておいた荷物を出して横浜線に乗り込みました。横浜駅到着は17時半前、出発の約1時間前でした。お酒はあまり早く買っていてもぬるくなってしまうので横浜駅で買うことにしていました。友人のリクエストはカクテル系とチューハイ系を3本でしたが、横浜駅構内で売っているお酒の種類がとても少なく、全てのホーム、改札階の売店を見て回りましたがチューハイ系はたったの1種類しかなかったです。
乗車券が横浜市内〜となっているので改札を出て買いにいくわけにもいかず、仕方なくチューハイとビールを買い込みました。その代わり(？)デザートとして杏仁豆腐を買いました。荷物が増えて重くてつらいのでさっさと乗り場に行くことにしました。横浜駅のはやぶさソロ乗車位置付近にはちょうどベンチがあったので楽でした。この場所は東海道線のグリーン席付近だったからでしょうか？
何本か東海道線を見送った後、ようやくはやぶさ・富士号がやってきました。乗車すると友人が出迎えてくれました。さっそく荷物を個室に置き、飲み物・食料を持って友人の個室にお邪魔しました。
お腹が空いていたので早くお弁当を食べたかったのですが、食べている途中で車掌さんに来られてもな〜、と思って我慢していました。ようやく車掌さんが来て、切符を見せて、乾杯＆食事となりました。と言っても、それほど待たされたわけではないのですが・・・。お弁当はとても立派な、「秋露のささやき」(だったかな？)というもので、大変おいしかったです。
車内放送によると、この日ははやぶさ、富士ともに満席とのこと。三連休の旅行？に寝台列車を利用する人は意外に多いんだなと関心しました。途中、まだ熱海にも到着していないところで列車が停止しましたが、前を行く普通列車が詰まってるんだろうなーと思いました。実際に、すぐに動き出したので。
友人と楽しくお酒を飲み、おしゃべりをしてダラダラと時間を過ごしました。23時を回り、さすがに眠くなってきたので自分の部屋に戻って寝ることにしました。
はやぶさ・富士のソロ2階席は今までに乗った個室の中で一番乗り心地がいい！と思っていますので、この日も気持ちよく寝ることができました。ただ、寝台に限らず、必ず1度は途中で目が覚めてしまうので、やはり途中で起きてしまいました。時計を見ると3時、どこかの駅に運転停車中らしく、ホームの蛍光灯がとてもまぶしかったです。その後はまた気持ちよく寝たようで、セットしておいた目覚まし(おはよう放送の10分前)がなるまでぐっすり眠れました。
おはよう放送は柳井到着前に開始と言っていましたが、しょっぱな耳に飛び込んできたのは、昨夜大阪付近で起きた人身事故で途中50分遅れている、というアナウンスでした。つまり、まだ広島にも到着していなかったのです。50分の遅れということは、大阪発は2時頃、ちょうど目が覚めたときに見たホームは姫路あたりということでしょうか？
私自身は、小倉下車後は普通列車に乗り換えて実家に帰るだけなのでたいしたことはないのですが、友人は熊本下車後、特急への乗り換えがあるので50分も遅れたら予定の列車には絶対に間に合わないでしょう。あらら〜やられた〜という感じでした。
JRの処置は、急ぎの人は徳山でこだまに乗り換えて下さいというものでした。ただし徳山で1時間近く待たされるという・・・友人は悩んでいましたが、結局最後まではやぶさに乗ることになりました。
二人してのんびり朝食を食べ、車内販売で買ったコーヒーを飲み、またダラダラと時間を過ごしました。遅れたおかげ(？)で15時間以上も乗ることになりましたが、下関に着き、機関車交換して関門トンネルに入り、門司到着、富士との切り離し、そして小倉到着が近づくとなんだかとても短く感じてしまいました。
小倉到着は1時間弱の遅れ、ここで友人とサヨナラして降りました。少しして1番ホームに富士が到着するのが見えました。福北ゆたか線経由の電車はほぼ1時間に1本なので、1時間遅れで小倉に着いても接続時間はたいして変わりません。なので、楽しみにしていたかしわうどんを食べることにしました。はやぶさ到着ホームと乗り換え列車のホームは同じ5番ですが、うどんのために重い荷物を抱えて7・8番ホームまで行き、かしわうどんをおいしくいただきました。食べ終わってまた5番に戻り、福北ゆたか線に乗り込み、実家のある直方へと向かいました。
はやぶさ・富士ソロ2階席はいつ乗ってもいいですね。それなりの広さはあるし、荷物置き場も広くて置きやすい位置にあるし、横になって夜空も眺められるし。次の帰省時もきっぷがとれますように・・・！