ブルーライナーさまのあけぼの号乗車記


ブルーライナーさまから寝台特急あけぼの号(上り:酒田→上野:ソロ)の乗車記を頂きました。<投稿日:05.11.22>

1.

11月12日(土)に、酒田から実家のある横浜へ帰省の際に利用しました。本当は安価なゴロンとシートを利用する予定だったのですが、みどりの窓口で発券して貰ったのが乗車2日前という事もあり、満席でしたのでソロを利用しました。

2.

乗車したのは、B寝台一人用個室・ソロの上段です。当初は狭いという感は否めなかったのですが、荷物やコートを整理し、ある程度落ち着いて来たらば、狭さはさほど気にならなくなりました。暖房の温度も一部屋ごとに調節できるため、暑過ぎたり寒過ぎたりすることもなく、快適に過ごせました。また、外はかなり冷え込んでいたのですが、ブラインドを降ろせば窓ガラスを通じての冷気はほとんど遮断する事ができました。セキュリティーや防音の面でも、開放B寝台やゴロンとシートと比べると格段に安心です。実際にB寝台を利用していた中年グループが、酒に酔って深夜にもかかわらず大きな声で喋っていたのを見て、ソロで良かったと思いました。

次に乗車の際に注意が必要な点ですが、冷水機と一部区間の車内販売を除き、自販機類は一切設置されていないため、ある程度の食料は事前に購入しておいた方が良いかと思います。冷水機用のコップは非常に質素で不安定なので、寝台の枕元に水を置いておくことが困難です。また、ロビーカーやラウンジカーなどのフリースペースがないため、長時間の乗車の際には若干の窮屈さも感じるかと思います。プライバシーが守られ、それなりの広さがある、自分専用のスペースが欲しいという方は、値段は張りますが、A寝台一人用個室・シングルデラックスをお薦めします。

3.

約4年半振りとなる寝台特急の利用でしたので、子供の様にワクワクしていたら、あっと言う間に上野に着いてしまいました。私にとって、ブルートレインはいつまでも特別な存在であるようです。この日はA個室に空席が目立った他は、B個・開放B・ゴロンとシートともかなり盛況で、しばらくの間は安泰かなという気がしました。上野と東北地方を、結ぶ唯一の寝台特急として、これからも走り続けて欲しいと願っています。


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06/02/05追加
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