１２／２７〜２９日にかけ、会社の用事で札幌地区への出張があり、その帰りの１２／２９日にエルムを利用しました。
北海道への出張は勤めてから初めてで、行きは飛行機でしたが乱気流のせいか怖い思いをしたので帰りは絶対に列車で帰ろうと思い、上司に相談したらＯＫの返事がでました。それから札幌駅の窓口に向かい、北斗星の空席があるか聞いたら２号・４号共に満席と言われ、個室じゃなくても構わないと言いましたが、人気列車のためか北斗星は満席でした。じゃあどうするかあ・・？なんて考えていたら駅員がオールＢ寝台のエルムでしたら空席ありますよと、わざわざ声をかけてくれました。そう言えばこの時期は臨時「エルム」がある事をすっかり忘れていて、ちっとも思いつかなかったので、親切な駅員だなあと思いました。
長距離の乗車に解放Ｂ寝台はちょっと・・なんて考えましたが飛行機に乗る事を思ったら、全然いいと思い「エルム」に乗る事に決めました。そして申し込み用紙に記入していたら、同じ会社の人と偶然会い、何してるの？と言われ、自分、飛行機は苦手なので寝台で帰ると言ったら、あたしも飛行機は好きじゃないから列車にすると言ってきたので、自分以外にも飛行機嫌いな人がいて良かった。寝台券を購入し、「エルム」の発車まで２時間以上あったので、それまで札幌市内のスーパー銭湯に行って時間を潰しました。
エルムには食堂車・車内販売が無いのを知っていたので札幌駅に戻ってから、弁当と飲み物を購入し５番線で「エルム」の入線を待ちます。５番線には先発の北斗星４号を待つ年輩夫婦、学生、親子連れなどいろんな人たちで賑わっており、１９時ちょっと過ぎＤＤ５１に牽かれ本来乗りたかった北斗星４号が入線し、ほとんどの人が吸い込まれて行きました。
北斗星４号が発車し、いよいよ「エルム」の入線です。この日、乗車するのは７号車で私達の他、思ったより人も少なく臨時列車で解放Ｂ寝台だけなので人気がないのか、それほど知名度がないのかと思うぐらいでした。車内には食堂車・車内販売だけでなく自販機の設備さえなかったので、駅で買っておいて正解でした。
１９：４３分「エルム」はゆっくりと札幌駅を発車し、しばらくすると検札があり、空いてますねと私が言ったら車掌が、エルムはいつもガラガラですよと言ってました。途中から沢山乗って来ると思っていましたが、函館を過ぎても空いていたので、普通の声で話をする分には問題ありませんでした。一緒だった彼女は、寝台列車に乗るのは初めてのようで、解放寝台だから嫌がるかと思ったらそうでもなく、寝ながら移動できるのは便利だね。と言いいながらお互い、普段は話せない仕事でのグチを言いながら過ごしていると、青函トンネルに突入しトンネルを出ると、酒がを飲んでいたせいか眠くなり、翌朝１０時近くに目が覚め、よく寝る事ができました。それから彼女も起きたとこで食事を済ませ、横になってダラダラしているうちに終点上野に着きました。
繁忙期にもかかわらず思ったより他の客が少なかったので、車内では気楽に過ごせました。けど１人で乗るには、間違えなくかなり退屈だと思います。臨時なので食堂車やロビーカー・車内販売がないのは仕方ないと思いましたが、せめて自販機ぐらいあるといいなと思いました。おかげで前の日に買ったお茶などが、なまぬるくなっていました（げっ！）
また寝台列車に乗車する事がありましたら投稿させていただきたいと思います。長々と失礼しました。