高2の俺さまのサンライズ瀬戸号乗車記


高2の俺さまから寝台特急サンライズ瀬戸号(下り:東京→坂出:シングルデラックス)の乗車記を頂きました。<投稿日:06.01.07>

はじめまして、〔高2の俺〕というものです。去る1月5日〜6日にかけてサンライズ瀬戸号に乗車いたしました。乗車に当たりましてはこの『ほどちゃんの島』様のHPを参考にさせていただき、スムーズな旅行ができましたことを感謝しております。その意味も込めて、ここに投稿させていただきます。

〔乗車前〕

私は松山在住で東京に遊びに行き、東京から松山へ帰るときにサンライズ瀬戸号に乗車いたしました。まず、旅行の計画を立てるわけですが、「1月5日の夜に東京駅を出発するサンライズ瀬戸に乗車する」ということをまずはじめに決めました。そのときにはどの部屋に乗るということは決めていませんでした。旅行の日程ですが、祖父母の家に遊びにいくということもかねて、青春18きっぷを使って東京に行くことを決めました。いろいろと悩んだのですが、結局、12月31日の夜にムーンライト松山で大阪方面へ、そして祖父母の家がある神戸を中心に1月4日まで遊んだ後、4日のムーンライトながら92号で東京へ行き、日帰りで5日のサンライズに乗車するという日程になりました。

旅程が決まったら今度は部屋選びです。実を言うと、去年の3月に岡山→東京でサンライズに乗っていました。そのときはシングルに乗りました。これも結構悩むところです。一番やすいノビノビ座席にしようかと思ったのですが、やはりせっかく乗るんだから一番高いシングルDXに乗ろうかと思ったり・・・。そうこう悩んでるうちにシングルは候補から外れました。1回乗ってましたからね^^;サンライズツイン、シングルツインは同行者がいないので最初からリストに入っていません。ソロかノビノビかシングルDXか・・・。悩んでるうちに時間は過ぎ、あっという間に11月の下旬になってしまいました。ここで思い切った計画を立ててしまいました(笑そう、シングルDXに乗ることにしたのです。理由はいろいろありますが、さまざまな鉄道情報誌で取り上げられるサンライズの写真にあるシングルDXの写真、この部屋に乗りたいと思ったからです。別に液晶テレビが見たいとか洗面台がついているとか、そういう問題ではありませんでした。どうせ乗るならゴージャスに、、、みたいな感じで決まったのです。

サンライズのシングルDXのきっぷはとりにくいことはわかっていましたので、早速いつもお世話になっている松山駅のワーププラザさんに電話して、「1月5日のサンライズ瀬戸の禁煙室を取っておいてほしいんですけど・・・」と頼みました。ワープさんは思っていたとおり、「年末年始ですからね、、、難しいと思いますよ」とのお返事。でも「承知いたしました。できる限りやってみます」と快く受けてくださり、12月5日を待つことにしました。この電話をしたのが12月1日でした。待つこと数日、12月5日になりました。この日は学校だったので「夕方4時以降に電話してください」と前もって言っておきました。でも、朝から落ち着きません。右から入ってもすぐに左から抜けてしまいます。4時、なんだかんだ理由をつけて早めに帰宅です。帰宅の途中で電話がなりました。携帯電話の画面には『ワーププラザ』の文字・・・緊張しました。「ワーププラザ松山ですが・・・(中略)・・・ご予約いただいております1月5日のサンライズ瀬戸号のシングルDX、お取りできました」とのお返事。思わず「本当に取れたんですか?」と聞き返してしまいました。半分あきらめていましたから・・・。もし取れなかったらこのページで学んだとおり、シングルの車端部にしようかとかノビノビ座席で学生らしくしようかとかいろいろ考えてたんですが、心配無用。あっさりと取れてしまいました。その週は忙しかったので、12月18日に松山駅へきっぷを取りに行きました。きっぷを目の前にすると気分が高まります。デスクマットの下に入れてカウントダウンです。それからの2週間が長かった〜。。。

〔乗車〕

ついにこの日がやってきました。サンライズ号、いざ乗車です。親戚のおじさんと新橋駅で食事を済ませ、21:30ごろ東京駅へ。早めに9番ホームへあがりました。次の日の朝食やら今晩のお夜食やらといろいろ購入、入線を待ちます。21:50、予定通り入線です。3箇所のライトをいっぱいに輝かせながら入線してくるサンライズ瀬戸・出雲、勇ましかったです。まず、全部の部屋の写真を撮って回ります。シングル、シングルツイン、ノビノビ座席と撮り終わって自室の4号車23番へ。すぐに外へ出ようと思ったのですが、車掌さんがシャワーカードを持ってきてくださったのでそのまま部屋にいました。窓を見るとすでに動いていました。加速時に揺れが気にならない285系、やはり一味違います。そして一通りアメニティグッズの観察、部屋の整理&写真撮影を済まして部屋の外へ。このときには横浜駅を出ていました。サンライズツインは1編成に4室しかない上に繁忙期だったのであいておらず、写真撮影はあきらめました。ミニサロンにも行ってみたのですが寒かったので部屋に戻って、その日に撮った写真の編集。

おつまみは天津甘栗です(笑列車は熱海、沼津と停車して富士の手前、シャワーを入りに行きました。A寝台なのでシャワーは無料です。同じ4号車にあるシャワー室へレッツゴー!!カメラも持っていったんですが・・・メモリーカードを部屋に忘れたので後ほど撮影することに。気づいたときには服を脱いでいましたから(ぉシャワーカードをカードリーダーに挿入。「シャワーをご利用できます」という表示を見て中へ。冬なのでシャワーは寒いかなと思ったのですが、入ってみるとぜんぜん問題なし。隙間風が少々入ってきますが、それでもこまめにお湯を止めれば制限時間の6分間は長いぐらいです。お湯の温度をちょっとあつめに設定しておけば、頭から身体まで全部洗えて尚且つあったまれます。いい気持ちになって外へ出て次の人のために洗浄ボタンを押します。きれいになりました(なったはずです)。シャワー室を出たところで富士駅に到着です。帰り際に違うA寝台の方が入りにいかれたので、写真は後で撮ることにしました。部屋に戻ると編集の続きです。メールもじゃんじゃん入ってきましたので、あっと今に時間は過ぎていきました。大きな窓からはオリオン座がきれいに見えていました。静岡に停車したところで車内探検の続きです。ミニサロン、ソロ、公衆電話やら自販機やらの写真撮影をパパッとやったところで電車が再び動き出しましたので自室に退散。そろそろ眠たくなってきたのでベッドに横になりながら液晶テレビのスイッチオン。衛星放送がやってましたが、面白くなかったので消しました。そしていつの間にか夢の中へ・・・

気づいたときには岡山到着30分前、5:53でした。よくよく考えたら目覚ましセットしていませんでした(汗まず出雲との連結部分である7号車と8号車の間へ。揺れる車内で写真撮影です。端から端まで行ってみようと思ったのですが、寒かったのでやめました。岡山到着前の乗車率は瀬戸が60パーセント前後、出雲が80パーセントから90パーセントで瀬戸よりも盛況でした。部屋に戻ると感覚がおかしいことに気づきました・・・明らかに口が痛い・・・というか唇が異常なぐらい乾燥しています・・・。前日に濡れたタオルがカランカランに乾いていました。。。そう恐怖の暖房です。はっきりいって効きすぎ・・・まぁ寒いよりはいいですけどね^^;

そんなこんなで岡山到着10分前、おはよう放送が入ります。見に行ってきた連結部分も、切り離しの準備作業のために使用できなくなるとの放送も繰り返し言われていました。そして早朝の岡山駅に定時到着。あたりはまだ薄暗かったですが、115系やキハ40系が動き出しており、新しい朝が始まったことを教えてくれました。A寝台の窓は大きいのでいろんなものが見えます。まだ明けたばかりの朝、沿線の家のあたたかい光も畑も田んぼもなにもかも見えました。・・・と見てるうちにまた夢の中へ・・・次に起きたのは瀬戸大橋のちょうど終わりかけ、坂出到着の放送でした。急いで支度をしてデッキへ。正直もっと乗っていたかったですが降りないとしょうがないです。

坂出に到着、急いで1号車への前へ。写真をパチリ。9時間8分の寝台特急の旅が終わりました。坂出からは43分の待ち合わせで下りのいしづち5号松山行きに乗って、松山まで帰りました。

坂出から松山までは熟睡・・・清掃員の方に起こされました^^;久しぶりに乗ったサンライズ瀬戸、そしてはじめて乗ったA寝台、満足のいく旅となりました。機会があったらまた乗車したいと思います。その時ももちろんA寝台で。。。松山延長運転時に乗りたいなw

追伸:のどの弱い方は残念ですがA寝台はおすすめできません。もし乗られる際は自分なりに対策をして乗られるとよろしいかと思われます。


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06/02/12追加
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