赤福と申します。少し前のお話になりますが、今年の正月の１/２日に銀河号を利用する機会がありましたので、２年ぶり３回目の乗車記を投稿させて頂きました。目的ですが、冗談半分に「横浜カレーミュ - ジアム」に行こうか？などと友人と話していましたら、本当に行く事になってしまったのです（笑）新幹線日帰りは絶対嫌ですし、折角ですから銀河号を利用と思い立ち、無謀にも前日に電話で「みどりの窓口」へ電話予約。流石に隣の下段同士は無理でしたが、正月にも関わらずB寝台を２枚何とか予約致しました。前回は米原乗車でしたが、今回は更に寝る時間を稼ぐ為、そして駅周辺で飲む為に…（笑）京都駅から乗車する事に致しました。
当日は出発の少し前に友人と合流、２０時過ぎに伊賀上野駅から、関西線・奈良線を経由して２２時過ぎに京都駅に到着しました。銀河の到着までしばし時間があるので、駅周辺を探索、駅構内に立ち飲み屋と駅外に営業中の売店を発見しまして、早速車内で飲むビールにアテとお茶を購入して、飲み屋でビールを一杯…寝台の待ち時間に飲む酒は、何とも優雅でホンマに格別ですねぇ♪その後、ほろ酔い加減で銀河の到着を待ちます。流石に正月とあって、到着待ちの乗客が結構いました。この他にも、臨時のシュプール号も運転される様で、カメラの放列がありました。
さていよいよ到着時間が迫り、遠くから機関車特有のヘッドライトで銀河号…と思いましたが、隣の退避線に、ＥＦ６５ＰＦのプッシュプル編成の１２系客車６両が入線して来ました。まさかこんなレアな列車が来るとは…道理でマニアが沢山のはずですね＾＾；しかし振袖姿のお姉さんが、一眼レフ構えてるのにはビックリ仰天でした！！折角なので私も写真と携帯で撮りました。
その後、待望の銀河号が到着し、早速乗車しました。しかし機関車牽引の客車列車が２台並ぶのは、現代では珍しい光景ですね☆それで、寝台券を見ると５号車１７番上下、とありましたので早速荷物を置いて隣の客車を眺めてました。そうこうしているうちに発車ですが、今回はガックンとかなり強い衝撃の発車でした。窓の外をながめると、何と隣の回送列車も同時発車で併走しています！１２系座席車でサロンカーを含むグリーン車があったのは驚きでした。
話がややそれましたが、併走の列車の最後尾の機関車を見終えて、暫くすると車掌が検札にやって来ました。その後、辺りを見渡せば下段は満席でしたが、上段はガラガラでした。早速購入したビールとつまみで、友人と飲みながら夜景を眺めます。流石に小声で話してましたが、それでも至福の一時です。本物の旅の贅沢は、この寝台車の旅であると私は思います。友人も生まれて初めての寝台の旅が、お気に入りの様子でした。大津を過ぎた辺りから、次第に雪深くなってきました。お休み放送の米原で、小宴会はお開きにしまして関が原の雪の夜景を堪能しました。寝る前に、洗面所へ歯磨きに行ったら、髭剃り用のコンセント使用で、携帯使用の者がいました。すぐに向こうへ消えましたが、この様な行為は流石に迷惑だと思います。
その後就寝、友人は既に爆睡でしたが私は眠れず、ずっと夜景を眺めてました。ボーとしながら気が付けば、富士駅でした。その後意識が無くなり、おはよう放送で目が覚めた次第です。しかし車内は暖房で異常なまでに乾燥していて、ノドがやられました。皆様もお気を付けて下さい…次回からはハンガーに濡れタオルをかけようと思います。
着替えて、窓の外を朝の電車や景色を眺めるのは、とても優雅なひとときと思います。そして惜しみながら東京駅到着でした。しばし、乗ってきた列車を眺めてその後、やがて消えゆく出雲号やサンライズ出雲・瀬戸を眺めました。
東京駅で時間を潰し、中華街へ行ってその後は、カレー詣でをしてきました（笑）確かに美味しかったですが、カレー３杯はきつかったです（爆）帰りの新幹線では危うく寝過ごしそうな程、爆睡でした。しかし、新幹線の日帰り往復ではこの様な暴挙は不可能と思います。やはり寝台の旅は合理的で、楽しいと思います。この様な旅をずっと続けられる事を願ってやみません。
名古屋からは関西線で帰りましたが、２時間の普通列車はかなりこたえるものでした…この時間帯に奈良行きの急行があれば、最高なのに…しかし、そのかすが号も３月で廃止されるとあり、残念無念です。関西本線最後の優等列車、全国でも貴重な昼行の急行が消えるのは本当に辛いです。長文駄文、大変失礼致しました。