583系に一度乗りたかったのと、指定席料金のみで横になれるゴロンとシートに魅力を感じて、快速ゲレンデ蔵王号を利用して1月20日から1泊2日の温泉旅行に行ってきました。
指定席券は3日前の予約でしたが、何とか中席（中段）で取れました。青春18きっぷの利用期間が終わったのが幸いしたのかもしれません。ただし、駅員の方は初めて扱うのか、ゴロンとシートを発券するのに苦労していました。乗車券はそれにあわせて北海道＆東日本パスを購入。実際、3日間しか利用しませんが、元は取れる算段です。
当日、新宿に着くと6両編成の懐かしいはくつる色？の車両が止まっており、乗り込むと既にカーテンに仕切られてゴロンとシート（寝台？）に寝るだけの状態になっていました。B寝台の中段にあたる中席は座るのも窮屈なほど天井が低いので、飲食するのはキツイです。また、シーツや毛布など一切ないので清潔好き、寒がりの人は事前に準備したほうがいいでしょう。個人的には暖房も適度に効いていて仙台到着前まで熟睡できました。仙台からは空いた下席（下段）に移動。こちらは窓側の天井が高く、山形まで雪景色を車窓から楽しみました。選べるならやはり下席がベストですね。
列車名のとおり、利用者はスキー目的の若者が中心ですが、仙台では旅行者っぽくないごく普通の人が意外に何人も降りて行きました。こういう人たちはどうやってこんなマニアックな列車を見つけたのか興味あるところです。
山形到着後、左沢へ行き舟唄温泉（温泉チャンピオンの郡司氏が激賞）に日帰り入浴。その後、奥羽本線、陸羽西線、羽越本線をぐるっと廻って米坂線の越後下関で下車し、えちごせきかわ温泉郷の湯沢温泉で宿泊。かけ流しの温泉と日本海の海の幸、山菜、そして地元の銘酒〆針鶴に大満足。翌日は、米沢に出て米沢牛を賞味して東北本線経由でのんびり帰りました。
窮屈だとはいっても、もうあまり若くない自分には完全に横になれるゴロンとシートは夜行バスやムーンライトなどの普通座席の夜行列車と比べると格段に快適でした。機会あればまた利用したいし、スキーシーズン以外にももっと同様の列車を走らせてもらえると嬉しいですね。