平成１８年１月２８日東京から出雲市へサンライズ出雲号（シングルツイン）に乗車してきました。
２０年ぶりの寝台夜行、鉄の味を知らない嫁に初体験させてやろうと企画。さすがに大垣夜行は、今後の列車旅につながらないと思い、二人用個室の寝台特急に的を絞りました。有給休暇の都合、出発日は仕事でしたので、カシオペアや北斗星は出発時刻が早すぎます。次回にとっておきましょう。ゆっくりたっぷり寝台に揺られたかったので、サンライズ出雲に決定。トレイン＆レンタカーで割り引きをねらい、到着日はフィットを借りて出雲市に宿泊。翌日にスーパー隠岐号で新山口経由、ひかりレールスターで新神戸途中下車、神戸牛を喰らって、再びひかり号で帰京しました。
肝心の乗車記ですが、当初はサンライズツインを所望していました。びゅうプラザであえなくアウト。シングルツインは天井も高いし、向かい合わせになる座席にも出来るからと、自分にいい聞かせ１３号車１番の部屋を予約しました。
待ちに待った当日、寒風吹きすさむ東京駅１０番ホーム。寒いと言う嫁をよそにサンライズ出雲の入線をまちます。ホーム中央から歩きながら１３号車の入り口まで進みます。サンライズツインはベッドが並んでるだけ、天井が低い。のびのび座席は安いけど、冬場は風引くかもなど勝手な説明をして置きました。いざ、我々の個室、シングルツインの印象はやはり狭い。荷物を置けない。二段ベッドで天井低いでした。私の率直な印象はもちろん嫁には言いません。個室の有り難みをとくとくとつぶやいていました。ドアを開けっ放しにして座席に作り直し、東武デパートで買った惣菜を並べ、アルコールで流し込めば嫁は上機嫌、楽勝です。ちなみに車内の自販機にアルコールはありません。東京駅の売店も出発時刻近くにはどんどん閉まっていきます。
車端の個室は台車の真上でうるさい、揺れるなどの評価を様々なホームページで入手していましたが、充分静かで揺れも心地よい感じでした。（揺れと言えば、スーパー隠岐。車販で買ったコーヒーはこぼれないようにするのが精一杯。）ただ、これから利用する方には１２番をお奨めします。夜が明けてからの景色は宍道湖を室内から眺められます。それから、シングルツインの上下段ベッドは、冬場において温度差が顕著です。下段はヒーターが効きますが、上段はガラス窓からの冷気が染みてきます。車内設備は文句ありません。清潔で、今までの寝台列車と異なる暖色系でまとめられた空間、気分良いです。喫煙室でしたがヤニ臭くありません。よくカプセルホテルと思えばという感想をネットでみかけますが、全く異なると思います。実際、ビジネスマンが乗客の主かもしれませんが、個室内の安堵感、車窓を独り占めできる喜び、旅情。ほかには変えられません。満喫しました。良い列車です、サンライズエクスプレスは。Ｎゲージ買おうかな。
お次はカシオペアのロイヤルスイートだぁ！