あべのさまの出雲号乗車記

２月７日寝台特急出雲の乗車体験記を投稿いたします。

年が変わってから出雲が廃止になるかも？と言った気になる情報が度々耳に入ってきました。なかなか休みが取れず乗車したい気持ちだけが膨らみヤキモキしてましたが実際に心臓が不調を訴えたので仕事の出勤日数を週６日から５日に変更してもらいウキウキ気分でＪＴＢに向かいました。"普通の方ならば心臓が不調なのに何故旅行するのか？"という疑問が第一に浮かぶと思いますが、"原因はストレスかもしれないね〜"と医者が申してたのを信じてストレス発散の旅に出る事を決意しました。今回の旅は２月７〜８日と１４〜１５日の２週連続で新・旧ブルートレインを楽しもうという企画と立ち上げたのです。

早速プランの組み立てです。第一希望は出雲です。第二希望は悩むに悩んで北海道から寝台特急を利用して戻ってくるプランで決定しました。何故北海道から戻ってくるのか？については寝台特急の選択肢が４つ有る事で決定しました。

1. 札幌→大阪→東京　　　　　　　トワイライトＥＸＰ・新幹線
2. 札幌→函館→青森→上野　　　　特急北斗・特急白鳥・あけぼの
3. 札幌→函館→青森→大阪→東京　特急北斗・特急白鳥・日本海・新幹線
4. 札幌→上野　　　　　　　　　　北斗星

以上４パターンです。現在は真冬で大雪等で寝台特急が運転しない場合についても飛行機でとんぼ返り（泣）、北斗→白鳥→新幹線で帰って来れるバックアップも取れるので安心でした。

では、早速近所のＪＴＢにて予約です。２月６日は北海道雪祭り開催〜の広告を時刻表で確認！これは行って見たい！と思いトワイライトと北斗星のロイヤルを聞いてみた...いつもと変わらぬ同じ返事"満席ですねー"が返って来た。これが普通なので気にしません（笑）ただ、ここで黙って帰る訳にはいきません。逆に雪祭り閉幕後の１４日なら取れるかも？と気転を利かせて"１４日はどうですか？"と聞いてみた。同じ返事である。札幌雪祭りが終われば当日キャンセルが出るだろう。という安易な考えの元、札幌から東京まで戻ってくるのに選択肢が４つもあるから"北海道に行くだけ行って当日寝台空いていればそれで帰ってこようか"という途方もない予定を立てて"とりあえずキャンセル待ちお願いします〜"と一言。７日の出雲シングルデラックスは簡単に取れました。土日は満席で平日はまだ空きがあるとの事でした。

その３日後キャンセル待ちしてた"トワイライトのロイヤルが取れました〜"と電話が入りました。寝台券を受け取りに行くと前回と同じ２号車１番でした。

ここから２週間連続で新・旧ブルートレイン乗車するという途方も無い旅行の始まりです。

７日仕事から帰ってくると時間は深夜１時を過ぎてました。出発は午前４時３０分なので２時間程仮眠して身支度です。私鉄とＪＲを乗り継ぎ羽田空港に到着、今日乗る飛行機は全日空２４１便６３搭乗口から出発です。６０番搭乗口には来週乗る全日空５１便が居ます。来週はアレに乗るんだな〜と考えると胸がドキドキします。

無事福岡空港に到着です。出雲に乗るまで博多→小郡→出雲市の順で移動です。特に小郡から出雲市まで乗車するスーパーおき４号は山陰本線の益田から太田市付近まで日本海側の絶景ポイントを通ります。大変景色が良いのですが、３時間の乗車で車内販売が一切ありませんので予め飲み物と食事を購入しておきましょう。

出雲乗車当日は日本海側での強風ため列車の遅れが断続的に発生してました。出雲は通常入線時間は１７時１８分頃なのですがこちらも強風の影響を受け、入線してきたのは１７時４０分です。すでに出発時間は過ぎてますが遅れてるスーパーまつかぜ１２号を先に通して１０分遅れで出発しました。出雲市出発後、主車掌さんの検札です。ここで伝説と成りつつある出雲タオルの進呈です。これが欲しい為Ａ１を選んだと言っても過言ではありません。

今日は強風が吹いてるので餘部鉄橋の事が気掛りでしたが余りの睡眠不足な為すぐ就寝しました。気が付くと嵯峨嵐山です。時刻は定刻のようです。京都駅では機関車交換を見ました。出雲は機関車牽引独特の"ガッタンショック"で動き出しました。早速乗車率チェックですが...平日なのでやはりガラガラです。詳細は後程で。

東海道線を走行するにあたり気になる所が関ヶ原です。京都からは食堂車（営業していません）に移動しました。先客が２名で主車掌と副車掌さんです。何やら話してるので聞き耳を立ててみると...餘部鉄橋の架け替えは金銭的な話で折り合いがついてなく頓挫する可能性がある京都＝鳥取間の代走が無いので出雲が無くなると地元の人が困ること以上の点を話していました。車掌さん達はこれからの申し合わせをし食堂車を後にしました。ふと外を見ると彦根です。難関の関ヶ原ですが、雪がありません。出雲も爽快に飛ばしています。安心した私も個室に戻り横になりました。

この出雲シングルデラックスもブルートレイン発足から内装やその姿をほとんど変えず現在に至りますが、私はブルトレ乗車が２回目になるのですが（１回目がトワイのロイヤル）それと比較すると大変陳腐な物に感じてしまいます。Ａ１乗るなら４０００円追加してＳＡ１に乗ろうと思うのは誰もが思う事と思います。お客様への極上のサービス提供を追求しているトワイライト・北斗星・カシオペアは大人気に対して"それ以外の寝台特急の富士・はやぶさ・あけぼの・日本海・北陸・なは・あかつき"これらの列車はこれからも大規模な車両更新が期待出来ない今、今後の動向が気になる所です。

２月７日　寝台特急出雲の詳細

乱長文失礼しました