初めてこのサイトを見つけましたので皆様に習って投稿させていただきます。少し古い思い出話になりますけど、２００４年の９月に台風の影響で変則的な乗車をしました。
兄と二人で夏の忙しさの疲れを癒す為の旅行を計画して四国は高松に「讃岐うどん」を楽しもうと言う事で時刻表を見つめながら飛行機での旅行を計画したのですが「瀬戸大橋」の景色を楽しみたくて「サンライズ瀬戸」を選び、８月の最後の日曜日に三島駅へ切符を買いに行きました。最初申し込んだのは「サンライズツイン」でしたが申し込んだのが出発の一週間前では時すでに遅く、４室とも満席、シングルツインも空きがなく、結局取れたのは、シングル２室でした。女性の私はやはりプライバシーの関係もあって個室を希望していたので一安心です。
９月の最初の日曜日、夕方自宅を出る時までは良いお天気でしたけど、三島市に入ってファミリーレストランで食事を済ませて外に出ると物凄いドシャブリ。三島駅を最後に出発する熱海止まりの電車で熱海駅に到着すると私の乗るサンライズ瀬戸の出発時間までは約５０分もあって退屈な時間をホームで過ごす事に…
２２時４０分、出雲市行きの「寝台特急出雲」が電源車の大きな音と供に到着です。窓の外から車内を見ると、A寝台は満室、B寝台も各車両半数が埋まっていました。２３時０４分に伊東線の熱海止まりの電車が入って来ました、この電車で兄が合流。２３時１９分、サンライズ瀬戸・出雲の入線案内が流れるとそれまでベンチに座ってた数人が自分達の号車の乗車口に移動して行きます…が！？…
ここで私達は駅員さんに声をかけられます。「お客さん、何処までですか？」兄が「高松まで」と答えると…「富士川が安全水位を超えたのでしばらくこの駅で止まります。」と言われて兄は「それでも運転再開はしますよね？」と問います、「そーですねぇ、一時的な雨の影響でしょうから…」との事でした。
私が与えられた部屋は２号車２４番個室、乗車口に入ると車掌さんが入り口にいたので丁度良く車内検札とシャワーカードを購入して、荷物を置いてシャワーを使う事に。午前０時を回っても一向に走り出す気配はなく、兄のいる２３番個室でしばしの静かな宴会。
１時半頃、自分の部屋に戻り布団の中にもぐりこんで就寝、深い眠りと夢心地。兄の電話で目が覚めると、名古屋…「え？」室内の時計を見ると午前６時前です。いったい何時に着くのやら？と思っていると台風の影響で大幅な遅れが生じた事でこの先、通勤時間帯にあたるために運転停車が増える事やそのために更なる遅れの予想がされる事等、私達の不安をさらに煽る様な内容の放送が続きます。
米原で長い信号停車、３０分程停車した後、ゆっくりと走り出したサンライズエクスプレスは徐行運転と信号停車を繰り返しながら、それでも目的地を目指します。京都を通過中に再び車内放送がありました。新大阪に８時１５分頃到着の予定だと言うのと東京からの「のぞみ１号」への振り替え乗車を案内する放送でした。
結局サンライズ瀬戸・出雲は新大阪駅に８時１８分に到着しました。私達は案内にそってのぞみ１号へ乗り換え、座れる席を探しますが自由席は満席です。結局高松に到着したのはのぞみ１号が時刻通りに岡山駅に着いたので１０時２６分に予定通りでした。
けれど出発前に立てた計画はメチャメチャでした。この次はすっきりした旅行を願いたいです。