過去に銀河、北陸、オリエントエキスプレスなどの乗車歴がある私、今回鹿児島に転勤となった親友に会いに行く為に、寝台で行く理由などなにもない！！と怒る女房を何とか説得めでたく出発進行、と相成りました。きっぷは一ヶ月前にきちんと目黒駅みどりの窓口に足を運んだのですが、なんと希望のA寝台が既に売り切れ！で愕然としました。（昔ならマルスのYES緑NO赤ランプをドキドキしながら覗き込んだものですが、このときには可否結果を知るヨシもないでした）ならばと、一日早い２/２３（木）で調べてもらうとこれは緑！の為この日の出発に決めました。
そしていよいよ出発の日！会社を午後５時フレックス退社し、赤ワインのフルボトルやKFCなど東京駅構内で買えないものを調達後、５時半に女房と中央通路新幹線改札寄りにある弁当屋で合流、サバ寿司、崎陽軒のシュウマイ等両手に抱え目指す１０番ホームへ！午後５時４０分ホーム上にあがり近くにいた駅員にA寝台乗車口を尋ねると、"えーっ、、ワイヤーでぶら下がっている表示にて確認してください！！"ですって。。。程なく辿り着くとそこにはテツ、とおぼしき青年が一人、やはりコンビニの大袋を足元に置きたたずんでいただけでした。（この夜の乗車率A個室４人、B開放下段のみ各車両３ - ４人のみ）既に皆さんの乗車記を読破してましたので（大変参考になりました、お世話様です！）入線はギリギリとわかっていながらも、来ない、来ない、。。あまりの興奮と待ちきれなさに、車内で飲む予定だった缶ビールをホーム上にて２本空にしてしまいました。
＜あっ、すいません、、この調子ではあまりの長さで顰蹙ものになるので以後ポイント説明するよう努めます！＞
５時４５分頃、待ちに待ったはやぶさ号は遂にEF55に牽引され入線しました。個室は４番と５番、熊本進行方向に座席が向いている５番を宴会部屋兼私、すぐ寝てしまう女房は反対方向の４番とし、荷物を置いてすぐ宴会開始しました。（実際、女房の実家がある豊橋までは絶対起きている、と約束したのにもかかわらず、なんと熱海あたりで爆睡！！）あの懐かしいオルゴールとともに北九州車掌区所属の車掌さんの名調子(本当に立派なアナウンスでした！）をBGMに乾杯！そしてはやぶさ号も出発進行です。と、そこで早くも問題発生！！１０番ホームを離れるところから山手、京浜東北線を抜かす場面、川崎駅通過など見たい景色がすべて右側なので個室のドアを開けっ放しにしたい私と、断固反対の女房でケンカ勃発です。いきなり旅をぶち壊しては話にならないのでやむなく私が通路側に座り、かつ見たいポイントのみ自分で開け閉めする、という事で手を打ちました。
＜文調が改善できません、すいません。本当にここからポイントとします＞
エピソードとしては、、、
*大船付近で抜き去る横須賀線グリーン車に乗ってたオヤジに向かってワイン片手にポーズをとる私、しかし程なく横須賀線がグングン加速、抜き返されてしまい、オヤジに勝ち誇った顔をされてしまう！
*その後も特急とは名ばかりで、ノロノロ運転が平塚過ぎても続く。
*皆さんはA寝台ぼろい、と言ってましたが私としてはシートも新しく温度計もデジタルで許容の範囲と思いました。良く見ると連結付近にある表示は、"JR小倉工場平成１７年改造"のプレートが。
*便所内回転幕裏側の扉は簡単に開き、全表示案内のステッカーが張ってありました。
*浜松駅到着時、既に出来上がっていた私は車掌気分よろしく、２号車ドア付近進行方向右側にある業務用窓を空け、ポーズをとっていたところ５分もたたない内にあの名調子の車掌が飛んできて、開放厳禁！とお叱りをうけてしまった。
*運転停車は、姫路と岡山は起きていて確認
*博多から乗車の車掌は格式がなく、車内放送にオルゴールも使わずぞんざいでがっかりした。
*東京から熊本に至るまで殆どの区間にロングレール敷設済みなのは感心した
*鳥栖でかしわうどんがおいしい、とのことだったので楽しみにしていたが停車時間が３０秒ないくらいで涙の断念
*下関駅売店で買ったふぐのひれ酒は絶品でした！！（３５０円）
*久留米から先、九州新幹線の工事がかなり進行！高架橋、鉄橋などの姿を見るにつけ、はやぶさ号廃止も近いな、と実感しました。
と、無事熊本駅に１１時４８分到着、橋を渡って１番線のリレーつばめに乗り換えるとガラッと雰囲気が変わり、新八代で九州新幹線乗るに至り、もうタイムマシンで未来に飛んだ気分に！！丸２０時間興奮の旅はいよいよ鹿児島駅到着でフィナーレ！！改札口で待つ友の顔を確認、ホッとした事を昨日のように感じました。