旅の時間を有効に使うことを目的に、この寝台特急を選びました。電車特急ということもあり夜遅くの出発ながら、四国に朝７時過ぎに着くのは魅力ではないでしょうか？
また私個人的には始めての電車寝台でしたので、以前に乗った客車寝台で気になった加速減速時のショックがどうなのかな？というところに興味がありました。いろいろな種類のある寝台タイプの選択には、予備知識も無いまま一番安いということだけでソロを選びましたが、切符購入後にこのサイトを見つけて「千円高くてもＢ寝台シングルを選んだほうがよい」との記事を読んで、乗る前にもかかわらず、すこし後悔しました。
さて熱海からの乗車は２人と少なかったのですが、検札に来た車掌さんからソロは満席と聞き、この列車の人気にびっくりしました。車内の落ち着いた雰囲気には温かみを感じ、以前に乗った"はくつる"や"銀河"のブルートレインの冷たい感じに比べると進化にもビックリしました。いよいよ個室のドアを開けますと、１階部屋でしたから２階部屋への階段の張り出しは気になったものの明るめの室内で圧迫感はすぐになくなりました。ただベット下辺りから出てる風の音（エアコンとは違う）がずっと鳴っていたので、これは対処してもらい点でした。あと他の方のレポートにもありましたが、着替えたあとの服や荷物を置く場所が無いことです。私は小さな肩掛けカバン１つでしたので問題なかったですが、ボストンバック以上のカバンであれば、本当にどこに置くか迷うはずです。ただ、他のタイプの個室を見ていないので、ソロだけの問題なのかはわかりません。そして興味のありました加速減速時のショックについては、客車であった連結器がドンと当たるようなことはなく改善されていますが、新しい電車ゆえに加速が良いので少々の前後方向ショックはあります。よく言えばメリハリのある運転をして時間を短くしているのでしょうから、やむをえないところなのかもしれませんし、ソロのある車両（ノビノビシートも）は電動車なので、余計に感じたかもしれません。まあ寝そべる方向が前後方向（進行方向と平行）なので、ショックの影響も少なく寝やすいことは確かです。
あとソロの特権としては、同じ車両にラウンジがあるので、そこで車窓を楽しむことが出来ます。特に瀬戸号は瀬戸大橋をわたるので、このラウンジの大きな窓からの眺めは最高でしたよ。
まあ安い個室でしたが、悪くは無かったです。節約派の方にはお勧めです。ただ個人的には次回はプラス千円払ってＢ寝台シングルはどうなのか？興味がありますので、そちらに乗りたいと思います。