北海道に行く用事があったので、廃止になる前に日本海のシングルデラックスで青函トンネルを越えようと思い、ＪＴＢに発券をお願いしたところ、とれたとの連絡がありました。しかし、一緒にお願いした乗車券が「白新線経由」で料金が割高になっていました。北陸〜秋田・青森・北海道へは寝台よりも北越〜いなほ乗り継ぎがメジャーなのか？と思ってしまった間違いでありました。
シングルデラックスは初めて乗りました。以前は乗客の乗車確認に冷水器の紙コップが使用されていたそうですが、冷水器が撤去されたので、イラストの入った専用用紙が使われていて好印象でした。車掌が改札に来て、カードキーとシャワー券（日本海の文字入り）、アメニティセットを渡してくれました。前日まで仕事が忙しかったので、さっさと寝ようと思いましたが、何の音だかよくわかりませんが、思ったより低音が響いて睡眠の妨げになりました。電源車の音なのか、コンプレッサーの音なのか・・・。ふと目が覚めると酒田に到着していました。羽越線、かなり揺れますね・・・。
秋田を過ぎ、列車は大館に到着しました。前もって花善さんに鶏めしとお茶を予約してあったので、デッキに受け取りに行きました。なかなか美味しく頂きました。
その後、車内販売がやってきたのでコーヒーを購入しました。ワゴンには鶏めしの他、秋田のお弁当が入っていました。ソフトドリンクやスナックなども売っていました。ワゴンには秋田の文字がありました。
ところで、日本海のシングルデラックス、寝ているときはいいのですが、座って外を眺めていると、ベッドの幅が広すぎて背もたれによしかかるのが一苦労でした。これを補ってくれるのが、ベッドの背もたれが電動で起きあがる機能です。これは便利です。
青森では５号車から前寄りを切り離し、４両＋電源車で函館に向かいます。２号車以降にはあまりお客さんがいません。ワンブロック丸空きの部分もありました。個室にいると左右両方の景色が見えないので、開放Ｂ寝台の空いたブロックでしばらく津軽の景色を眺めていました。個室の壁って、圧迫要因になるんですね。開放Ｂ寝台もブロックを一人で使えれば広々としていいものです（営業にはならないんでしょうけど）。
列車は定刻に函館に到着しました。