【目的】
2006/01/23(月)〜27(金)にかけて、真冬の北海道周遊鉄道の旅に出ました。その際、宗谷本線乗りつぶしで「利尻」を利用しましたのでポストします。
私は横浜在住です。北海道への往復はJALバーゲンフェアで格安チケットを手に入れ利用し北海道では列車の旅という移動を計画しました。
これまで夜行列車には１０年以上前となりますが、スキーで「シュプール」やや今では名前も忘れてしまった列車に数回乗車したしたことはありますが、今回寝台列車は始めての経験となります。また利尻が定期運行から季節列車になってしまうということもあり、今のうちに乗ってみたいという思いもありました。
【利用キップ】
寝台の行程を入れたことにより、寝台も利用できる「北海道フリーパス」のグリーン車用を利用。こういうフリーパスがある北海道や四国はいいですね。四国はさらにバースデーきっぷがあり期間限定ですが割引あったりで他のＪＲも見習ってほしいといつも思います。
1/23(月)に羽田から函館へJALで飛び、函館駅で北海道フリーパスを購入。既に乗り合わせる列車は決めていたので指定券や寝台券はその時点で発行してもらいました。寝台は下段をリクエスト！こちらのＨＰでかなり予習させて頂きました。実際ですが前日予約にかかわらず、すんなりゲットできました。
その後スーパー北斗13号で函館から長万部へ。長万部からローカル列車に乗り換え函館本線山線経由で小樽へ。小樽から札幌へ。ＪＲタワーホテル日航札幌に宿泊しました。。
【出来事】
次の24日(火)は日高本線乗りつぶしのため朝9:19北斗8号に乗り、帰って来たのが札幌に18:59。夕食は札幌ラーメンの有名店「純連」へ行き、利尻23:02まではデパ地下でお茶しながら出発までゆっくりしてました。札幌駅近くのコンビニで缶チューハイやビール、夜食を仕込んで22:30ぐらいに札幌駅構内へ。。そしたら構内アナウンスで利尻は遅延しているスーパー北斗の接続を待ってからの発車となるとのことで出発は３０分程度遅れる見込みとのこと。駅員さんに入線時刻は？と伺うと、入線は通常とおりで発車が遅れるとのこと。。なんせ真冬の北海道。寒い中待っているのは酷ですから。。
22:50利尻は入線してきました。発車まで３０分以上あるというのでゆっくり記念撮影しました。自由席の乗客は入線前に並んでましたがそれほどの混み具合ではないようです。
【車内について】
座席は3号車10番下段。ちょうど真ん中あたりでした。当日は寝台上段利用者はなし。下段はだいたい埋まっているっている感じでしょうか。私の席のおとなりさんはいませんでした。
まず、下段だと荷物を置くスペースがないですね。リュックがあるのでどこにおくかなと探し、ちょうど通路の上段がスペースあり。ただ上段の利用者がいると使いづらかったと思うけど。今回は利用者がいませんのでいいけど。早速にベッドメイク。シーツ、枕、浴衣がたたんで置かれてます。今回浴衣は未使用。ちょっと一服してチューハイ飲みはじめてしばらくしてから発車となりました。23:40頃だったと思います。すぐ検札きました。。
窓の外を眺めても真っ暗、、しかも雪。。車窓を楽しむって感じではないし、ほどよく酔いがまわったところで横になることにしました。最初枕を通路側において、すなわち足を窓側にして寝てみたところ、向かいの寝台下の通気口から温風がちょうど顔の位置に・・カーテンをしめれば平気かなと思いましたが、音がうるさくて。それと、初めて寝台に乗りましたが思った以上に体が横に揺さぶられるものなんですね、小刻みに。。大の字に寝てる場合はいいけど、寝返りで肩を上にしていて揺さぶられると心地いいものではないですね。私は身長176cmですが、ベッドの長さはまだちょっと余裕ありましたが幅はかなり狭く感じました。
あまりにも寝付けないので、窓の方を頭にして寝てみたところ幾分よくなったのですが、浅い眠りというか、寝てるのかわからない状態。横になってただけという感じでした。しかし、疲れからかいつしか寝てしまったようで朝のおはよう放送で目が覚めました。確か南稚内の手前だったように思います。洗面所で顔を洗い、荷造りをしているうちに定刻朝6:00に稚内到着。３０分以上遅れての出発でしたが、稚内には定刻到着。。外はまだ暗く雪は舞っています。
気温はわかりませんが確実に氷点下でしょう。かなり寒いです。最北端の線路の標識の記念撮影に向かいましたが、雪がすごくて膝までどっぷり雪に埋もれる始末。雪をかきわけ進んで記念撮影。既に２人ほど三脚セットして利尻を撮影している方がいました。その後、駅構内でそば食べたり列車待ちして7:37スーパー宗谷2号で旭川へ今来たところを戻り旅を続けました。
【まとめ】
初めての寝台経験でしたが、よく寝れなかった・・というのが第一印象。それと私は今回北海道フリーパスの価格にＢ寝台料金が含まれていたので利用しましたが、通常\6,300でこの装備ってのは時代にそぐわず利用者減になるのも当たり前だと思いますね。自分としては寝台すべてとっぱらって、そのスペースにカプセルホテルの装備そのまま収納したほうがいいんじゃないかと正直思いました。ＴＶ、ラジオ、目覚ましとか最低限ついてるし。自由席利用の乗客だってもっと値段が安かったら利用すると思うのに。。あと「まりも」みたいに\3,000の時期があるとかね。
飛行機がこれだけ発達し競争で運賃値下げに凌ぎを削っているなか、鉄道についてはもっと顧客満足度をあげる努力をしてもらいたいものです。私は長距離の移動は必ず飛行機利用してます。これも飛行機の方がバーゲンフェアなどを利用すると鉄道の半額ぐらいで時間も余裕が生まれるからです。鉄道ならではの旅の楽しみがありますし、鉄道の旅が好きな私としては切に願っています。