なは 上り 熊本→新大阪 デュエット 下室 2005.05.03
２人であかつき号で行ったＧＷ九州旅行の帰り。１ヶ月前１０時に寝台券を買ったが、結局乗っていたのは３室だけ。先行きが不安になる状態だった。
阿蘇から熊本へ夕方戻り、太平燕や中華でしっかり腹ごしらえし、駅でお土産を買い足しあとは京都に向かうだけ。休日夜遅くで人の少ない上りホームに静かに入線、熊本の段階では乗客もまばら。最後尾の電源車へテールマークを撮りに行くと、背後には旧運転所のレンガ造りの庫。これもきっと見納めで、次来るときには新幹線の工事中なのだろうと思うと少し寂しい。
デュエットの室内はというと、富士のソロを向かい合わせにした構造だが微妙に狭い気がする。行きのシングルツインほど窮屈ではないものの、ベッドの頭上の出っ張りが目に付くせいでそう感じるのだろう。それでも旅疲れした身体を休めるには充分で、人気のない停車駅のホームを見ながら横になった。
１時前に一度目が覚めた。彼女はレンタカーの運転疲れも有り寝入っている。起こさない様にそっと門司の機関車交換を見に行った。ＪＲ貨物の銀色機を期待したがそう都合良く来るわけもない。こんな時間だけに撮影に降りてきた客も５人ほどで、ちゃっちゃと撮影して部屋に戻り寝直した。
目を覚ましたのは岡山を出てからで、車窓は田園〜山里といった感じ。姫路から車販が乗ったので部屋で待ちかまえ、例によってホットコーヒーをゲット。すぐにレガート横のカウンター席へ移動。明石大橋や須磨の海岸線を眺めながら飲むモーニングコーヒーは格別。現在はもう連結されていないし、時間も早まってしまったのが悔やまれる。
三ノ宮を出てからそそくさと片づけを済ませ、大阪での小休止ではカメラ少年達に混じってＥＦ６５を撮影。淀川を渡る頃最後の放送、「またのご乗車をお待ちしております」に、また来るまでに廃止されないことを願いつつ、新大阪着。９時過ぎてからの到着は、朝起きてからゆったり出来るのがいい感じだった。
京都へ向かうため隣りホームで普通電車を待つ。向日町へ回送されるなは号を、長岡京いやせめて高槻まででも乗せてくれたらと思いつつ見送った。