下り銀河 Ａ寝台下段 東京→京都 2006.01.06
三連休の京都へ旅行。舞妓さんの始業式が一番のお目当て。ぎりぎりまで飛行機とどちらにするか迷ったけど、前日にまだＡ寝台下段が空いていたので決定。京阪神ゾーンの周遊きっぷを組んで帰りは新幹線に。
東京駅９番線に銀河が入線すると、最後尾では６人ほど写真撮影。通勤客が待つ隣のホームとは違う旅の雰囲気が漂う中、前方１号車へ向かう。
ビル群を静かに眺めながら東京出発。車内放送によるとＡＢ共満席で変更は不可とのこと。混んでいても落ち着いた雰囲気が保たれているあたり、Ａ寝の面目躍如と言ったところ。黄色っぽい柔らかい室内灯に持ち帰り可のスリッパ。そして何より大きな窓を独り占め。いつもはＢ寝で寝るだけの銀河だけど、たまにはちょっと贅沢も悪くない。
暖房による乾燥と会社でうつされたらしい風邪で喉が痛み始め、洗面台と行ったり来たりに。発車時の衝撃が強めだったのも重なり眠れぬまま熱海に。交代した運転士がホームの階段に消えていくのを見届け、布団にくるまる。
静岡に着く前に眠りに落ちたらしく、目が覚めると名古屋に停車中だった。またしばらくウトウトしていたが、車窓が雪景色になると嬉しくなり、関ヶ原の辺りではずっと薄暗い窓にはりついていた。彦根を通過した辺りから雪が消えてきたのでまた横になる。眠ってた時間は短いけど体は思ったほど疲れていない。線路方向に身体を横たえられる利点が効いているのだろう。
複々線になるあたりでいそいそと着替え、大津から快速電車と併走しながら降り支度。京都駅はちょうど東山連峰の空が白む頃。眠いけど、旅行に来たなぁといつもより感じる京都の第一歩だった。
銀河でさえ廃止の噂が飛び交う昨今。ホントに消えた日には、一つの時代の終わりを痛感することになるのだろうなぁ。