【目的】
2006/03/26(日)〜29(水)にかけて本州一周鉄道の旅をしてきました。その際に「サンライズ出雲」「日本海3号」と連チャンで乗車しました。今回は「日本海」の乗車記をポストさせていただきます。
【利用キップ】
詳細は「サンライズ出雲」にて記載しましたのでこちらは簡単に。釧路駅で今回の旅の指定券、寝台券はまとめ買いしました。「日本海3号」は開放のA寝台、B寝台しかありません。以前開放B寝台は「利尻」で体験済であり、ベッド幅にゆとりがある・・とのことでA寝台とし、その際はこちらのＨＰで予習しておいたことですが、海側の席とするために偶数で下段をリクエスト。ほどなくリクエスト通り希望が通りました。
【乗車まで】
あけて3/27(月)横浜から出雲市まで「サンライズ出雲」を乗車し、駅前のらんぷの湯で朝風呂したあと、「スーパーおき」で津和野まで移動。念願の「SLやまぐち号」に乗車し、新山口から「ひかりレールスター」で19:44新大阪着。
まず新幹線ホームで夜食の駅弁を購入しようと店を探したところ、どこもかしこも売り切ればかり・・・そんなに売れ行きいいの？と真剣にびっくり！！とはいえ、食料仕入れないことにはなんなので、いろいろ見てまわったところ、"柿の葉寿司"だけはあったので、それを購入。他にも酒類、つまみ、飲み物をしこたま仕入れておきました。「日本海」には自販機がないことも事前に知っていたからです。
在来線へ移動し、12番ホームへ。となりには「はるか」が、、私は初めて本物をみました。。向かいのホームは通勤客が乗り降り激しい状態。乗車する12号車はホームの前方向でかなり寂しい雰囲気。。ひとり男性が椅子に座ってました。実際、5分程度遅れて大阪を出たと構内アナウンスが流れ、定刻20:22より遅れて「日本海」が入線。ブルトレ初経験の私には、正直ワクワクしていました。機関車に引かれて"シュゥゥー"・・っていいながら青い客車が入ってくるところは心をくすぐられますね。。
【車内について】
乗車した第一印象・・・"古い"、、くたびれてますなー。昨日が「サンライズ」でしたから、差は歴然です。無骨というか、無機質というか。それと通路に"でん！"とフルサイズのスーツケースが。。先の大阪からの乗客の荷物なんでしょうが、じゃまですって。。目の前の荷物室は使えないの？
新大阪乗車時、Ａ寝台の乗車率は上段は乗客ナシ、下段は半分ぐらいの乗車率。今回の寝台は12号車10番下段。真ん中あたりです。Ａ寝台のベッドは思っていた以上に十分幅が広かったです。
新大阪を発車し、荷物をほどいたりして一息ついたところで検札。その後すぐにベッドで夕食。。柿の葉寿司はしょうゆをつけないのがいいんだそうで、そのまま食べてみましたが、うん、なかなかいけますね。。お酒も飲みつつ、車窓を眺めてました。
京都到着でけっこう乗車してきました。寝台は下段８割がた埋まったかな。上段にひとり若い女性が乗車してました。
敦賀で機関車交換のため長時間停車するので下車してみましたが、寒かったです。写真撮影をし、他の車両のチェック。。B寝台の乗車率は閑古鳥状態で1両に1人ぐらいの乗車率。。あれあれ。春休みシーズンでこれでは次のブルトレのリストラの筆頭になりそう。。寒いので早々にベッドに帰りました。
その後いつのまにか寝てしまい、途中どこかの山間部で窓の外をみると雪景色でした。次に気づいたときに窓の外をみると、青みがかった空となっており田園風景や日本海が。。。しばらくして村上でした。これまで寝台列車ではあまり寝付けなかったのですが、私には進行方向に頭を向けて寝るのが寝やすいようです。「サンライズ」では逆さであまり寝付けなかった。まだ眠気がありましたが、発車時の"ガツン"てくる客車特有のショック。寝てるときは心地いいものではないですね。鶴岡以降はずっと起きてて日本海の車窓を楽しんでました。そして8:41定刻に秋田へ到着。「日本海」を下車。
その後秋田ではタクシーで秋田温泉りらっくすへ。ほんとにぬるぬるの温泉で朝風呂してまた秋田へ戻り、11:05「リゾートしらかみ3号」で五能線への旅へ。弘前から「つがる」で浅虫温泉へ行って温泉立ち寄り湯してから青森へ戻りこの日は青森のJALCITYに宿泊しました。
【まとめ】
今回「サンライズ出雲」「日本海」と連チャンで新旧の寝台列車を乗り継いだわけですが、正直全然比べ物にならないぐらい差がありました。無骨な「日本海」はほんと哀れにも思えます。Ａ寝台が予想以上に乗客がいて私的には正直驚きましたが、B寝台の閑古鳥状態を考えると複雑です。もちろん存続を願ってはいますが、手遅れにならないことを祈るばかり。。