北陸乗車記〜金沢→上野シングルDX
5月16日火曜日、上り「北陸」に乗車しました。当日札幌を出発し翌日上野到着後ホテルで一休みして札幌へ戻る純粋に北陸乗車の旅です。ちょうど自分の44歳の誕生日なので誕生日プレゼントでもありますね。妻や息子はもう諦めているようで行程表を見て「気を付けて行ってきてね。お土産はピエールマルコリーニのチョコまたはアイス」と我が儘な事を言っています。
16日は午前中に仕事を切り上げて、ANA66便に無事搭乗。スカイマークの千歳東京線参入で全日空が設定した割引運賃「旅割」利用、当日空席があったのでスーパーシートにアップグレード。「旅割」キャンペーンで全日空商事で使えるクーポン券を貰えるし、総額約1万7千円でスーパーシートに乗れるなんて有り難いことです。羽田で乗継ぐ小松行き759便はバーゲン運賃「超割」の方が安かったのでそちらを利用、こちらもスーパーシートに空席有りとのことで千歳でアップグレード、ミール(夕食)設定便なので夕食の問題も解決。定時に羽田到着、小雨模様の冴えない天気です。
東京モノレールで浜松町へ。JALカードSuica利用するようになって本当に便利になりました。メインはANAなので、全日本空輸さま早くSuica対応カード出して下さい。今夜の宿は東京プリンスホテルパークタワー。チェックインするとバースデイプレゼントのお菓子詰め合わせがテーブルの上に。ありがとうプリンスホテル(笑)また利用しますよ。のんびりブロアバスに浸かって、明日のルームサービスの朝食を頼んでまたモノレールで羽田空港へ。
この不自然な行動(笑)、犯罪や事故に巻き込まれたら何と説明するのでしょうか？759便に無事搭乗、夕食は鯛飯などなかなかのものでした。定時に小松着、金沢駅連絡バス「スーパー特急」で金沢駅へ。
買い忘れていた乗車券を購入しようとみどりの窓口へ行くと先客が。しかも優柔不断と無計画を絵に描いたような中年カップル。窓口氏も辟易しています。2〜3人並び始めてもお構いなしで「あーでもないこーでもない」の連続。窓口氏：「こののぞみならグリーンで2席用意できますよ」バカップル：「グリーンならやめます。でもそののぞみじゃないと間に合わないしなあ」妄想の私：「おい、おっさん、大切なアポならそののぞみのグリーンにしとけや。グリーン料金と大切なアポと、どっちが大切かわからんのか！なんなら俺がグリーン料金出してやるから早く消え失せろ！」との妄想が通じたのか(笑)10分程の待ちで済みました。
改札口の改札嬢に入線時刻を確認して夜食、飲み物を購入、しかも今回は時刻表を忘れてくるという大失態、時刻表も購入です。3号車3番個室、入室寸前に車掌と目が合いすぐに検札、カードキーを貰いました。これで発車まで安心していろいろできます。オロネ14701おおっ、前回の日本海より数段綺麗、しかし、やはりタオル無し。アメニティに歯ブラシ2本はいりませんから(笑)、せめてタオル付けて下さいJR西日本さま。しかし、アメニティセットは北陸のヘッドマーク入りの袋に入っていて、コレクションが増えたのでご機嫌です。いい大人が(笑)。
隣のホームには「能登」が止まっています。ボンネットの485系(正確には489系ですが)を見るのは何十年ぶりです、多分。我が「北陸」をホームから全号車の側面を撮影、形式車両番号を記録、ヘッドマークも撮影。いました(笑)同志が。20代後半のスーツ姿の男性。形式番号メモってます。お互いに世間や家族の偏見に負けずに、鉄人生を全うしましょう。世間の目は冷たくとも家族はいずれ諦めてくれます(笑)。
22:18定時発車。ビールで乾杯。しかし、日々の疲労が蓄積しているのか不覚にも眠気が(笑)。富山発車の後記憶がありません。気が付いたら大宮手前の車内放送。何たる失態、ただでさえ乗車時間が短いのに、寝てしまうとは(泣)。まだ車内探検もしていないのに。諦めて、とりあえずベッドを座席に変換して顔を洗ってもう上野です。ゴメンよ「北陸」この敵は必ず討ちに来ます。
上野から京浜東北線で浜松町へ。ホテルに戻り優雅なバスタイムのあと朝食、本来なら徹夜で車窓を楽しみ、ここで仮眠なのですが、昨夜熟睡のせいか全く眠くありません。帰りの便も「旅割」で変更できないし、チェックアウトは午後3時まで延長してあるし、さて困りました。交通博物館は閉館しちまったし、おお、そうだ目の前の東京タワーに行ってみるべか。というわけで突然のオプショナルツアー「44歳おっさんがひとりで行く東京タワー」のあと、調子に乗って朝のルームサービスで予算を使い果たしたため、吉牛で寂しく昼食、チェックアウトして無事札幌に帰りましたとさ。
(余談)羽田空港第２ビルに入っているピエールマルコリーニのアイスクリーム、250mlで￥600とは？2度と買うもんか！と思いましたが、奥さんが「美味しい、美味しい」と上機嫌で次回以降の鉄旅のお許しも出ましたからよしとしましょう。