久しぶりに投稿させていただきます。
4月に東京で仕事があり、その足で三原まで行く事になったのでそのまま新幹線で行こうと思っていたのですが仕事が終ったのが21時過ぎの事だったので諦めようかとも思っていたのですが東京駅の改札口の掲示板に「寝台特急サンライズ瀬戸・出雲」の文字が！切符売り場に向かい、「サンライズで岡山まで」と頼むと「寝台券はどーされますか？」とっさに出た言葉が「A寝台の1人用で」約30秒の沈黙の後、「お待たせしました、サンライズ瀬戸のシングルデラックスで取れました。」との結果に思わずニンマリ。財布を見ると…残金が足りない？…仕方なくJR東海のカードで購入しました。（切符を買った窓口は東京駅の八重洲口JR東海のパルでした）
発車まではまだ20分、とりあえず夕食を購入しようと思い地下街のマックへ。バーガー2個とナゲットを買い込みホームに上がると丁度良く入線案内が流れていました。4号車23番個室へ入り鍵をかけるとすぐに車掌さんの検札が来てシャワーカードを渡されましたがアメニティグッズは最初からベッドの上に置かれていました。
デスクの上に荷物を置き、浴衣に着替えると軽いショックでゆっくり発車。ブラインドをあげたまま外を見ると22時発の名古屋行きひかりが併走、「あれ？このひかりはJR西日本の700系になってるな」と言うのが不思議な感想です。品川を通過してなんとなく落ち着いたのでさっそくシャワーを使おうとシャワールームへ、僕が一番客だったようです。
一日の汗を流し、部屋に戻り食事にしようと買っておいたハンバーガーを取り出し、飲み物がない事に気付きミニロビーでコーヒーを買って戻ろうと窓の外を見るともう横浜に到着。駅に停車中にミニロビーの椅子の感触を試してみると、意外と座りやすいかなと言うのが僕の印象でした。
横浜を出ると、同時に発車した電車が加速で先行、それでも１３０km/h対応のサンライズはすぐに追いつき満員の電車を横目に快走していつしか暗闇を熱海へ向けて直走ってます。自室に戻ったのは結局大船あたりを過ぎた頃だったんですが、この間、ミニロビーを訪れる人は無しでした。
小田原通過の頃、なんとなく先送り？になっていた食事をしていると心なしか速度が落ちて、熱海にゆっくり停車、ココでけっこうな人数が乗車です、ノビノビ座席がココでほぼ満席に。沼津、富士でも僅かな人数が乗車して、この日は静岡でも数人が乗車して、乗車率は７割強だったそうです。ちなみに出雲のほうはほぼ満席。東海道ブルトレの衰退の中にあってこの活躍ぶりは嬉しい事です。
静岡を出てしばらくして堪えきれずに就寝、さすがは最高水準の静閑な空間を提供するシングルDX車両で揺れも走行音も気にならず、上郡までぜんぜん目が覚めませんでした。この駅では僕が乗っている4号車より前の車両では扉扱いがなく、通路を何人かの人がコソコソと話をしながら通って行くのが気配でわかります、窓に顔を押し付けて車両後方を見ると、けっこう大勢の人数が降車していくのが見えました。
目が覚めたついでにミニロビーへ足を運ぶと、コーヒー片手に髭をそっている男性が一人。こちらに気付くと「おはようございます」と明るい声で挨拶されてこちらも「おはようございます」と、朝から気持ち良くなれました。新幹線ではないですよねこんな事。
岡山に到着する少し前に車内放送が始まって「あぁ、もう降りるのかぁ…もう少し乗っていたかったな。」と、名残惜しい気持ちになってしまいました。
僕はこのサンライズは1年間に５〜７回使います、A寝台は通算で３回ですが、今回乗った２３番個室は車両中央にあるせいか今まで乗った他の個室と比べて一番揺れなかったと思います。願わくばこのサンライズがこれからも活躍を続けてくれる事を。
長文乱文失礼しました。