私事ではありますが、６月１７日に結婚をしまして、その新婚旅行で九州縦断を計画しました。
その道中、何とか妻を寝台列車に乗せてみたかったとの思い、そして単に列車の旅を引き延ばしたかった私のエゴ（笑）から、東京から京都までは「５００系のぞみ」、京都観光をしたあとに「なは」で九州上陸というプランを立てました。帰りは時間と日程の都合と、妻の強い要請（汗）により鹿児島から航空機利用としました。
この旅の手配にあたり、行き「なは」デュエット利用、帰り航空機というプランでは通常のパックツアーは使えず、旅行会社の宿泊のみのプランを利用しました。周遊きっぷ利用も検討しましたが、日程後半でレンタカー利用を計画していたので、ゾーン券の有効期間５日間は持て余してしまいます。しかし、宿泊プランのパンフのオプショナルプランのページに目を向けると「中九州フリーきっぷ」なる企画券が存在することに気付きました。この企画券は各旅行会社によって発券条件・価格が異なりますが、きっぷそのものは全く同一で、有効期間も２日〜５日間と旅行日程に合わせやすくなっています。ちなみに私は自由席用を５２００円程で購入しました。差額を払えば、指定席やグリーン車も利用可能です。
今回の旅行では東京〜京都〜熊本〜博多〜由布院〜大分〜宮崎を列車移動する予定で、「中九州フリーきっぷ」の有効エリアは北は博多／別府、南は人吉／臼杵まで有効でしたので、「なは」で熊本下車後にきっぷを引き換えて使い始める事にして、東京〜熊本と臼杵〜宮崎間を別に購入することにしました。その方が周遊きっぷ利用でゆき券２割引よりも安く済みました。
乗車前日、無事に結婚式も終え、旅支度もそこそこに乗車当日朝の東京駅へ。今回は「前座」となる「５００系のぞみ」が待っていました。乗車してしまえば京都までの２時間１０分はあっという間。夕方まで観光をしつつ、夕食の買い出しもして「なは」を待ち構えます。今宵は京都名物「サバ寿司」を。京都に行ったらまた訪れたいと願っていたサバ寿司の店で購入したものです。もちろん寝酒もしっかりキープ！（笑）
この日の宿となる「なは」デュエットに乗車。妻は高校時代の修学旅行で「日本海」のB寝台に乗車して以来寝台列車にいい印象をもっておらず、今回のデュエット乗車で寝台列車の印象が変わるといいのですが…まずは好印象のようでした。しかし、改造してキレイになったとはいえ、各所に経年劣化が見られる車両には難色を示し、「薄暗くて怖い」とのことでした。そして「揺れる！」とのお言葉も（笑）私は飛行機の縦揺れの方がよっぽどイヤですが…鉄ではない妻の言葉を聞いて、多くの寝台列車はサンライズやカシオペア並みの新造車を投入してのスピードアップ、客室の一新など抜本的な解決策を取らないと、客離れは避けられないな、という現実を目の当たりにしました。
車内探検に出かけるも妻は車酔いしてしまい、全部見る事無く部屋に引き返し。その後は酔いも落ち着いたのかデュエットの印象を訪ねると、「まぁいいね」との事。はやり横になって移動できる点は高評価のようです。「なは」の魅力を味わってもらうため、早朝の下関・門司での機関車交換も見てもらいましたが、こちらの評判は上々（笑）見学者は我々２名のみでした。下車直前、妻に「今度帰省に寝台利用はどうか？」と訪ねると「たまになら、かつ最低限デュエットでなければダメ」という評価。若干寝台列車に理解を示してくれたようです。
長文、乱文をお許し下さい。