昨年北斗星で女房を寝台列車の魅力に引き入れることに成功した私は、今年の旅行も又寝台列車の旅を企画しました。ただ北斗星ではツインデラックスであった為寝台特急は個室でないと了解がもらえません。そこで個室ツインのサンライズを選び、その後四国旅行を考えました。本末転倒なのはいうまでもありません
時期はGW前の四月下旬今回も一ヶ月前に近所の郊外の駅の窓口に9時半に行き切符の手配を頼みました。10時近く、なんとおばさんが駅員に何やら問い合わせを延々と始めました。駅員は一人だけでしたのではらはら見守っていると、5分前に窓口を一時閉鎖して入力の構えをしているではないですか。週末でしたが1室しかない喫煙ツインをゲットです。いつもありがとうございます。
サンライズは東京発が22時と遅いので当日は通常の勤務を終え、帰宅後食事をし風呂に入ってから自宅を出ることができ、とても利用価値があると思います。ただ食堂車も車内販売もアルコールの自販機も無いのが残念です。(これはこのサイトで知りました助かります)もう一つ残念なのは、上野駅と違い東京駅は旅情に欠ける点でしょうか。
ともあれ入線してきたサンライズ瀬戸に乗り込みました。内装は住宅メーカー（ミサワホームです）が手がけただけあり、他の寝台車とは全く雰囲気が違います。寝台車は乗り物というより一晩快適に過ごす部屋という考え方なのでしょう。餅は餅屋ですね。
ツインの入り口はテンキー付のスライドドアですが内部は思ったより広い空間が待っていました。北斗星のツインDXなみといったら言い過ぎでしょうか。これでB寝台料金はお買い得です。ただし洗面やトイレは付いていません。窓は思ったより低い位置にあり、窓台とホームの高さが一緒です。停車中はブラインドを下ろしておかないと丸見え状態でした。ベッドは線路と平行に並んでいますがそれほど体が振られる事もなかったようです。シングルDXは二階なので横に振り回されるのではないでしょうか。又、サンライズは電車特急ですがこの車両には電動機は無いので列車のように静かでした。
熱海を過ぎる頃には麦酒も無くなり寝ることに気が付くと姫路を通過していました。結構揺れているのにぐっすりと眠れたようです。
まもなく岡山に着き、ここでサンライズ出雲と切り離しを行います。ここから30分ほどで坂出に7時8分到着ですので、手早く着替え瀬戸大橋からの景色を楽しみました。
この列車は乗車時間がほとんど深夜のみですので列車の旅を楽しむ時間が少ないような気がします。しかし、快適な一晩をすごせたことと時間を有効に使えることはなによりも貴重なことでしょう。
次回はサンライズ出雲で、もう少し長い時間鉄道の旅を楽しみたいと考えています。