Ｈ１８．８．１３、道南ゾーンからの帰りに臨時寝台特急「エルム」を利用しました。北斗星も臨時が設定されていましたが、希少性を求めてこちらにしました。１か月前から１１日発を予約していましたが、仕事の都合で１週間前に１３日発に乗変、多客期臨時なので厳しいと思いましたが、変更後も下段が取れました。臨時列車と言えば予約で一杯、というイメージがあったので、喜びの反面、閑古鳥が泣いているのでは・・・と。設定があればほぼ確実に乗れるのでしょう。
エルムには食堂車は勿論、自販機も車内販売もない開放Ｂ寝台モノクラス編成なので札幌駅で夕食用の駅弁と翌朝用のお握りを購入しておきました。１９：４３分に札幌を出発、早速検札です。車内は閑散としていました。途中から乗ってくるのかな、と思いましたがそんな様子はなく、車掌も来ませんでした。シャワーもなく、ロビーもなく、カニとオハネ（フ）のみの編成。たしかに普通なら北斗星を選ぶでしょう。因みに２０分前に北斗星４号を見送りましたが、駅構内で既にロビーは満員御礼でした。せめて急行にすれば多少は利用率が上がるのでは・・・？とも思いました。
東室蘭に着いた時点で５分ほど遅れが出ていました。車掌曰く「函館に着くまでに回復させる」とのこと。少し睡眠を取ることにしました。２３：３０に目を覚ますと大沼公園の少し手前。周辺は真っ暗でしたが、大沼だと直ぐにわかりました。函館についたのが５分遅れの００：０７。機関車交換のため確実に止まるのでここでホームに降りてＤＤ５１とＥＤ７９を撮影。さすがに２００ｍダッシュは疲れます。シャワーがあれば・・・あさかぜとかのお古で良いから繋いでくれないかな、なんて。函館を出発した後は、旅行疲れからか、直ぐに眠ってしまいました。客車列車で直ぐに眠れる体質は有り難いです。
翌朝８時、仙台付近で目が覚めました。カーブにさしかかったときに前方に目を遣ると牽引機はハデハデなカシオペア仕様。レインボーだったらもっと嬉しかったのですが・・・しかしこれだけ札幌行き客レが多いと機関車の運用も大変だと思います。で、７分ほど遅れていました。福島で５分停車するので機関車を撮ろうと一旦降りましたが、直ぐに発車する雰囲気。結局撮れず仕舞いで列車に戻りました。乗り遅れれば新幹線ワープになっていたところです。ここで遅れを４分ほどに短縮できたようです。以降は順調に遅れを取り戻しつつ、ほぼ定時運行になったのですが、急に停車してしまいました。無理な踏切横断が発生したため、急停車したとのことです。急停車と言っても、普通より強めに止まった位でした。結局２分ほどの遅れで上野に到着。上野駅でも１３番線にまだ北斗星４号がいたため手前で停車。後で知ったのですが、この日の首都圏は午前中停電で大変だったとか。
今日のエルムの車内は本当に閑散としていました。冬のほうが利用率が良いようですが、この先どうなるのか、不安な列車の一つです。