赤福さまのなは号乗車記


赤福さまから寝台特急なは号(下り:京都→鳥栖:デュエット)の乗車記を頂きました。<投稿日:06.09.20>

3連休は九州に最初で最後のYS-11を乗りに行ってみたい。そして往復個室寝台と九州特急列車の旅をしよう。そう思ったのがお盆前の事でした。チケットはJTBさんに予約をお願いしました。話は9/15日の出発前に遡りますが、いきなり友人の仕事が遅くなり予定の出発も、ギリギリのも冷や汗モノでした。それでも何とか予定通り、京都駅に19時前にたどり着きました。

まずは、京都駅の駅ソバで腹ごなしです(笑)伊勢丹で食品の買い過ぎを防止する為の措置でした。それから伊勢丹デパ地下を巡り、お寿司と割引の刺身、生ハム、チーズとビール、飲料等を購入しました♪ビールは「プライムタイム500ml」×2が2人分そして駅に戻りましたら、既に中線に「なは・あかつき」が入線中でした。数々の通勤列車、特急が出入りする中で、煤けたブルートレインは異様な迫力がありました。さて、再び駅ソバに戻り、生中で乾杯です(笑)そのまま、ほろ酔い加減のエエ感じで「なは・デュエット」に乗り込み、20:02分に発車となりました。

併走する満員の通勤電車を横目に、2階個室でビール(お気に入りのプライムタイム)を飲みながらのんびり観察するのは、最高の優越感でした〜♪^^ヾ本当に2F寝台の眺めは最高ですね☆因みに当方、ビールは普段350mがl1本で充分なのですが、旅行の雰囲気と「プライムタイムの旨さ」が、約1.3L以上の消費量を可能にしてくれました(笑)更にこの後は、間接照明にのみで光量を落として、「シングルモルト・余市10年」を堪能しました♪こちらも余りの旨さに、一瞬で180mlボトルが水割りで無くなりました。

駅でたまに目が合う方は羨望の眼差しでしたが、その数分後には幻の如く消えるのは不思議な気分です。大阪駅で遅れが発生した模様でしたが、何とかすぐに取り戻したみたいみたいでした。検札の際に助言通り、車掌さんに乗り継ぎの件を伝えました。門司で九州の車掌さんにも伝言を引き継いで下さったので、翌朝は運行情報を知らせて頂きつつ、約30分前に起こして下さいました。

今までは超ボロい(失礼)、「銀河」のB寝台の設備しか知らなかったので、JR九州でリニューアルされた個室寝台の設備や、センサー式蛇口の三面鏡の洗面所は、カルチャーショックを受けました(笑)それと勿論、車内探検はしました^^;

というか呑みすぎてノドが渇き未だ現役の冷水機と、10号車の自販機のお世話になりました(爆)乗り心地は極めて快適で、揺れも気にならないレベル、ノドの渇きが治まった後は、殆ど朝まで爆睡できました♪因みに当日は嬉しい事に満席でした☆

翌朝、6:17分鳥栖着、定刻通りで「なは」から「リレーつばめ」に乗り換えて、一路、鹿児島中央目指しました。台風接近の危うい天候の中で、奇跡的な晴れ間に包まれながら、鹿児島空港へバスで向かいました。YS-11は悪天候で遅れており、欠航も予想された中、何とか福岡へ飛び立ってくれました。本来、窓際の席は埋まっていたのですが、なんと当日キャンセルが発生し、これまた奇跡的に、最初で最後空の旅を存分に銀塩一眼レフに収める事が出来ました。博多到着後は、現地の方お勧めのとんこつの名店でラーメンを食しました。(過去最高の味と絶賛で、友人も生まれて初めて替え玉を頼んだそうです)更にその後は、「ゆふいんの森」で由布院に向かい、旅館に泊まりました。ここで、あるHPのOFF会を盛大に開催して頂き、絶品のピザと別府の温泉を堪能させて頂きました。

翌日は猛烈な台風のお陰で、17日の予定は全てキャンセルしました・・・>-<帰りの「あかつき」ツインの旅は幻と消えました(泣)

既に由布院周辺の鉄道・バス共に運行が怪しそうだったので、宿で朝風呂の後は、朝一番にタクシーを呼んで貰い、少々高額でしたが別府までタクシーで直行しました。

集中豪雨、そして濃霧&強風で台風の猛威に震撼致しました。タクシーの運転手さんには、「本当にご苦労様」と言いたい位に感謝でした。(道中は災害多発地帯に住む、苦労話を色々と伺いました)雨が激しくなると道路が水没する所があると、そこを通りながら教えて頂きました。

高速は即封鎖されて、下道の道中も自衛隊の緊急配備と思われる、多数の軍用トラックが由布院に向かっている最中でした。恐らく対向車の2〜3割位は自衛隊だったと思います。

別府駅に着いて、そのまま最速の特急と新幹線を使って、13時前に京都駅に着きました。

そこで折角なので友人の提案で、京都伊勢丹で開催中の、「A・ミュシャ展」を観て帰路に着きました♪「ミュシャ展」とても良かったですよ〜☆(友人共々画集を購入しましたて帰りの寝台が運休になるのは判りきっていましてので、

新幹線も運休は時間の問題と推測して正解でした☆そしてやはり予想通り、夕方には動かなくなりました・・・ ̄- ̄;

正直な話、往きの寝台も含めて、全行程がかなり危ない綱渡り・・・いや、剃刀の刃の上を渡る様な内容でした。それでも、その中で至上最高?の結果を愉しむ事が出来たと思います♪

次回は台風の無い季節にもう一度、往復を個室寝台で九州旅行をしたいです。

同行の友人も、個室寝台は至上最上の移動手段と絶賛でした♪私も個室寝台は旅を極めた究極の乗り物だと思います^-^♪北海道に行くよりも、再び寝台で九州へ往こうと誓うのでした。


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07/02/18追加
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