はじめまして。初めて投稿させていただきます。
今回は仕事で東京に行くこととなったのですが、飛行機を止め札幌・東京フリーきっぷで往復してきました。これはＪＲ北海道のお得きっぷですが、滞在中都内でのＪＲの移動が多い方には大変お得です。成田・高尾・大宮・久里浜の範囲で期間内はＪＲ線、モノレール、りんかい線が乗り降り自由です。有効期間は６日間でＢ寝台と新幹線の乗り継ぎは出来ませんが、はまなす→つがる→はやて、北斗星のみ、スーパー北斗→スーパー白鳥→はやて等が選択できます。
今回は仕事の都合で札幌発が一番遅い「はまなす」を選びました。最寄駅まではパーク＆トレインで駐車料金も無料の駅でしたので大変便利でお安く済みました。荷物が多い方にはぜひ、お勧めです。
札幌駅に着いたけどまだはまなす来てなかったので下のコンコースにいましたが、そこが風が流れるのでさむいさむい。でも大きな荷物を担いだ登山ルックの人や帰省っぽい若者や家族旅行なのかわいわい来た家族連れなんかですっかり長距離列車の待合風景となりました。
はまなす入線は発車１０分前でした。
乗車したのは指定席車両、ドリームカー。２ - ２の配置で軽量化のため見た目ちゃっちくなってる最近のシートとは真逆のごっついシートで見るからに重そうです。センター部分の肘掛こそ無いもの、折畳式小テーブルもあり昔の豪華シートなんですね。何から外してきたのかは分かりませんが、良いシートでした。この後、青森から乗ったＪＲ東日本のつがるの薄っぺらい座席とは大違いでした。
ドリームカーの座席にはフットレストも付いていて、表はゴム引き裏はカーペットになっていますので靴を脱いでもＯＫです。フットレストも横の足踏みペダルで高さが調節できます(スゴイ大きな音がしますので驚かないようにしてください)。空いているときに限りますが前のシートを回転させてボックス化して、最大限にリクライニングさせて寝るとかなり快適な移動空間となります。ただ、途中の駅で乗って来る方も意外と多いのでその辺の気配りは忘れずにお願い致します。あと、今回は荷物になるのが覚悟で持ち込んだブラケットが大活躍でした。車内は寒かったりもしますので、特に窓側では大変重宝するのと、やはり何か一枚掛かっていると安心して眠れます。のびのびカーペットは既に予約いっぱいで取れませんでしたがドリームカーはガラガラでした。
上野からの北斗星３号が遅れたためすれ違い待ちではまなすも１０分遅れて青森着。エスカレーターも無く、遅延のため乗り換え時間も少ない中猛ダッシュ！朝の５時半にはツライ経験でした。ＪＲ東日本さま、青森駅は伝統的に長距離移動の旅行者が多いはずです。人間の移動を考慮した楽になれる設備を早急に装備してください。さもなくば同一ホームに着線させるなど出来ることは有るような気がしました。はまなすからつがるに乗り換える方は札幌発車時とは逆向きの編成で青森に到着しますので出来るだけ後ろの車両に移動しておいたほうが移動距離が短くて済みます。
それにしてもはまなすは良い経験でした。ドリームカーはのびのびカーペットより良いんじゃないんでしょうか？と言うのもどうも２等船室のイメージが付きまとうのと青函連絡船の普通席とグリーン席の差がそのままはまなすの車内にも持ち込まれているような気がするからです。これからはまなすで旅行する方、のびのびが取れなくてもドリームカーがありますよ。閑散期なら座席ボックス化で贅沢な旅行が可能です。ちなみに私は帰りの北斗星のＢ寝台より、よく眠れました。
いつまでも走りつづけて欲しいけど、なんかなくなりそうな雰囲気ですよね。また乗ってみたいです。