去年の3月に東京へ行った際の、北陸を利用した感想を書かせてもらいます。
乗車の前に2月に横浜へ行く用事があり、その際も北陸を利用の予定で切符まで手配したのに折りからの大雪大寒波で乗車日は軒並み夜行列車運休で利用できませんでした。そのリベンジもかねて今回も北陸を利用しました。もっとも、寝台特急の利用は10何年前の日本海以来です…。
切符はBソロ狙いでしたが、呑気に構えて乗車半月前に駅に行ったらソロは満席でした。後々で知るのですが、北陸地域ではJR西が首都圏往復フリ - 切符を発売していて、これがお徳切符なので大人気,その切符なら北陸のB寝台開放＆Bソロも乗車可能である為に、人気のソロから埋まってしまうのです。これに気がつかなかった私はしばらく、高い料金で北陸に乗車していました…。
で、仕方なく、開放Bを取ることになりました。もっとも、北陸は開放Bでも金土や連休やお盆などは満席も珍しくありません。今後北陸に乗車予定のある方でBソロ狙いの方は前売り開始当日に確保した方が良いと思います。
乗車当日ですが、最寄駅から普通列車で直江津に着いたのが23時35分でした。それから1時間の待ち合わせです。流石に北陸到着時間の24時36分まで待つのはくたびれます。その上、3月とは言え、夜はまだこの当りも心底冷えます。以前「きたぐに」に直江津から乗車したときは駅ビル内の待合室から駅ホ - ム内の待合室に居ましたが、驚くなかれ、直江津駅のホ - ム内待合室には全く火の気はありません。と言うよりも、空調、冷暖房が何も無いのです。この事実を知ったときは呆然というか、ビックリしました。厳冬時に直江津で夜行列車御待ちの際は防寒を御忘れなく。駅改札となりの待合所は冷暖房完備で快適ですが、うとうとして列車に乗り遅れる問題があります。ちなみに24時以降は直江津駅では列車到着案内はやらない様です（ただしホ - ム内での自動放送はあります。）。
で、私は寒い中をホ - ムで待っていました。幸い、先発の日本海1号や、EF81やEF510牽引の貨物列車も来るので飽きはしませんでしたが眠い、寒い…。そのうちに北陸がやってきました。牽引機は長岡の赤2号を纏ったEF81です。日本海の牽引機、敦賀の81の纏う見慣れたロ - ズピンクのカマとは違って当時は違和感かありました。
すぐに車内に乗りこみ、ベッドメイキングをして荷物をまとめて、浴衣に着替え、早々に寝る準備です。車掌の検札を済ませるとすぐに寝台へ潜りこみます。寒さとはお別れ、車内は温かいし漸く一息付きました。けれど、車端の場所だった為に結構振動や、騒音が気になり中々寝つけませんでした。また、隙間風がどこかからか入るのか、暖かすぎも良くないが隙間風とは…（多分デッキ方向からの風でしょう）。だからソロの人気があるのだろうなあと今から見ればそう思いますね。で、ベッド内をずっと見てました。この前は、ここに誰が乗ったのだろうか、この車両はいつ頃の製造だろうかとか…取り止めの無い事を思ってるうちにいつのまにやら眠りに就きました。何回か、列車の発車到着時の振動で寝たり起きたりでした。新潟を越えて群馬水上へ来たときに目が覚めて窓を覗きましたが、大雪による水上付近一体の積雪は凄い物でした。
積雪と県境の降雪＆積雪で遅れるか？と思いましたが、大宮の到着前の朝一番の車内放送で定刻運転が告げられ、安心して乗車、無事上野へ定刻通りに到着しました。
列車から降りて、81から代わったEF64の写真を撮り、乗換えをする為、階上の山手線ホ - ムへ向かいました。