ＪＲ北海道のスーパー前売りきっぷを使って特急まりもに乗ってきました。この切符はＪＲ北海道の特急列車普通車自由席を何度でも乗り降り自由。指定席も発券時に限り４回まで利用できる格安きっぷです。
４月といえどもまだまだ寒い札幌駅。コンコース内の石油ストーブがあるあったかいベンチでまりもの入線を待ちました。大型液晶テレビも設置されていますのでお勧めです。冷たい風を避けるアクリル板に囲まれていますのであったかいですよー
乗車するまりもの入線は２３時２分でした。北海道では最前線を退いた感がある183系気動車ですが、夜行特急まりもとしてまだまだ活躍しています。乗車記はＢ寝台利用の方が多いようですが、今回の私めの旅は指定席です(苦笑)。乗車したのは1号車の指定席で座席の模様から183系おおぞらで使用されていたものだと思います(ちがっていたらすみません）。4号車の指定席は実際には見に行っていませんがこのサイトで確認すると特急とかちやオホーツクの車両のような気がします。理由は後述しますがもし、指定席を予約されるのなら4号車の指定席をお勧めします。
定刻23時10分に札幌駅を出発。40席の内、乗客は全部で6人です。高架になっている札幌駅からの眺めは前日の黄砂のせいか気持ち、ぼんやり見えました。隣の駅の苗穂を通過したあたりで車内アナウンスが終わりいきなり消灯。あっけなく暗くなったので、『え？』って感じです。まだ本や新聞を読んでいた人もいたのに乗車5分で消灯とは・・・・旅行などで荷物の整理なんかを車内でと思っている人や遅くなった晩ごはんでお弁当を食べようと思っている人は要注意です。北斗星のようなロビーカーもありませんので暗い中でお弁当を食べることになります。
最初の停車駅、新札幌でまりもを見たら真っ暗な車両が滑り込んで着たと思います。アナウンスもあるからそんな心配は無いでしょうが、回送と間違うんじゃないかな。新札幌では一人だけ乗ってこられました。明るいホームから暗い車内に乗ってきたので良く見えず不自由そうです。(車内が暗くて指定席なのですが座席番号もわかりません。携帯電話で照らしてました。)夜中の12時ごろに南千歳駅に到着。この先からはもう乗車してくるお客さんもそうそういないと判断して申し訳ないなぁーと思いながらも前席を回転させてボックス化。足を伸ばしてシートを倒して寝る努力をしてみました。4号車の指定席が良いのではと思ったのはその瞬間で、おおぞらのシートは座席のヘタリが無いのですがその分硬いような気がしました。座面の薄さもすぐにお尻が痛くなり何度も位置を変える必要があります。その点、4号車の暖色系のシートは座面が厚くへたったシートも多そうですがゆったり沈み込むイメージがありこのおおぞらシートよりは寝るには向いているかも。
また、季節柄車内はＴシャツでもＯＫなほど暖房が入っています。かと思えば急に寒くなったりと、ちょっと車内温度の変動が激しいのも特徴でした。ブランケットや小さなマクラを持ち込むとグッと寝やすくはなります。
うとうとしながらもお尻が痛くなりまた目が覚めるを繰り返しながら新得・帯広・池田と進み、白糠に到着する頃にはすっかり朝日が昇ってきました。東向き列車の右側席でしたので太平洋が良く見えとても美しかったです。
早朝5時50分釧路駅着。釧網線に乗り換えて旅は続きます。
夜行特急まりもを振り返ると、Ｂ寝台が取れるのならＢ寝台の利用をお勧め致します。座席では余程の兵でないと熟睡は出来ないと思います(うとうとは可能)。ＪＲ北海道様にはなかなか予算も無く難しいお願いとは思いますが、せめて指定席だけでもはまなすのドリームカーのような寝やすい(大きなリクライニング角度＆ゆったりした座面)シートに交換していただけませんでしょうか？急行のほうが良く眠れるというのも如何なものかと。まりもは一応、優等列車ですので。
釧路からの帰りはスーパーおおぞらで飛ぶように帰ってきました。今度はまりも往復切符に寝台オプションで出かける予定です。