私は岐阜県在住です。今回は名古屋から大阪まで新幹線で行き、トワイライトで大阪から札幌に行き、札幌からは北斗星で上野に行くという計画でした。トワイライトと北斗星をＷで楽しむ計画をしました。そしてトワイライトのロイヤルと北斗星のソロの用意ができていたところに７月１６日の新潟県中越沖地震が起こりました。その地震で信越本線が土砂崩れのためトワイライトが運休になりました。しかし、そこで計画をやめないのが私のいいところで、北斗星で往復する計画を立てました。そして上り下りの両方の寝台特急券を手に入れました。今回投稿する上野発札幌行きはロイヤルで、帰りの上り列車はソロです。ソロに関しては別の投稿で書きます。
今回は、ロイヤルで行く下り北斗星３号です。
岐阜県に住んでいる私は高速バスで東京駅に行きました。夕方４時くらいに東京駅に到着しました。北斗星３号は１８時５０分ごろ入線ですので時間に余裕があります。秋葉原駅前などで簡単に欲しいものがあるか等のチェックを入れた後上野駅に向かいました。とりあえず１３番線を確認して１３番線のホームあるラーメン屋でラーメンを食います。ラーメンを食ってからキオスクでペットボトルの茶などを多く買います。
１３番線にはすでに子供から大人まで見物人が集まっています。私も北斗星を生で見るのは初めてでした。入線時刻になると１３番線に北斗星がバックで入ってきます。推進運転というそうですが、本当にバックしてきます。ＥＦ８１の前に子供が群がります。今回使う９号車のロイヤルの外観を撮影し、グランシャリオを外から撮影しました。
さっそく９号車に乗ります。Ａ寝台と書かれた自動ドアが開くとロイヤルが２部屋並んでいます。部屋に入ってみると初めてのＡ個室に驚きました。これは快適に過ごせそうだとうれしくなります。ロイヤルは１人で使う分には十分だと思いました。さっそくデジカメで撮影しました。最初はカーテンが閉まっていた窓ですが開け放しました。窓はとても大きく幅広いので景色はよく見えます。上野駅を発車してロイヤルの部屋の案内を読むとダブルベッドの仕方が書いてあったので実験してみました。簡単です。
最初の停車駅・大宮に到着する前に寝台特急券の検札を受け、その後男性ウェイター殿がウェルカムドリンクを部屋に届けてくれました。ドリンクは希望を聞かれませんでした。おたるワイン、ニッカウィスキー、サントリー伊右衛門、ミネラルウォーター、氷、グラス２つでした。さっそくワイングラスに伊右衛門や買ってきた茶を注いで飲みます。ワインやウィスキーはそのまま持ち帰ります。
下りの北斗星ではディナーを予約しませんでしたのでパブタイム（９〜１１時）を使います。それまでにシャワーを使おうと思いました。シャワールーム内の戸棚を開けるとすでにバスタオルが２枚入っていました。ロイヤルは２人利用もあるので２枚入れてあると思いますが１人で利用する際は１人で２回使えます。（ニヤ）北斗星ポーチに入ったアメニティグッズも既に棚の中に入っています。このアメニテキグッズも持ち帰ろうという計画の私は歯ブラシ、石鹸は持参してきました。シャワーはシャワールームの扉を閉めないと作動しないようになっています。さっそく全身を洗ってから顔までていねいに洗っても１０分で終わりました。北斗星のロイヤルはシャワールーム入り口にあるボタンを押すとリセットされてたくさん使えるので実験しました。本当にタイマーが１０分に戻りまた１０分使えます。これはすごい。
パブタイムの開始放送が入る前にロビーカーを体験しに行きました。ロビーカーにはパブ待ちの人がたむろしています。９時になり、パブタイムスタートしたと同時に満席です。パブタイム開始５分後に案内放送が入ります。私も９時に着席しました。ソーセージ盛り合わせ、東北の漬物盛り合わせを注文します。ビーフシチューやパスタではなく、つまみメニューにしました。ソーセージは焼き目が付いて登場。粒マスタードが添えられています。漬物盛り合わせはかぶ、なす、きゅうり、大根の漬物がスライスされており、量は十分です。
その後９号車の自室に帰り、ＢＧＭのチャンネルや車内で放送されているＶＴＲ（８月〜９月は釣りバカ１７）を見たりして過ごし、早々に寝ました。ベッドをダブルに引き伸ばして１人で使いました。しかし、寝ている時に大きな揺れで２、３回体が揺さぶられました。完全に目が覚めたわけでなく、何となく目が覚めた感じでした。翌朝は８時前に起床、ダブルベッドを片付けて歯を磨きました。その後グランシャリオで朝飯に行きましたが、混雑していたのでもっと後の時間にすることにしました。
８時３０分にグランシャリオに再度出かけてみると稼動率３０パーセントで、空いています。さっそくパンセットを注文します。胚芽パンとロールパンの２種類のパンとコーンスープの洋セットです。グランシャリオの朝食は昔とは違って洋食と和食に大きな差がなくなりました。和食でもソーセージ、サラダ、スクランブルエッグは付いてきます。何か変な感じはします。洋セットの私はパンによく合うメニューで、値段も１６００円なのでとても買い得でした。１６００円で損した気にはなりません。
車内販売では北斗星のヘッドマーク焼印の草加せんべいとヘッドマークのアクセサリーが付いたストラップ、ヘッドマークのキーホルダーを買いました。そして今回の目的の１つ「ＪＲ北海道が作った本革キーホルダー２５００円」を買わなければなりません。翌朝、ＪＲ北海道の車掌に交代した後、買いに行くつもりでしたのでわざわざ乗務員室を訪ねて買いました。これで思い残すことが１つ減りました。
朝１０時３０分にお願いしておいたモーニングコーヒーをグランシャリオのウェイター殿が届けてくれました。北海道新聞とホットコーヒーです。
車掌殿のアナウンスで現在２５分遅れていると聞きました。後になって知ったのですがＪＲ北海道は小さな遅れはよくあることらしい。名古屋鉄道みたいですな。東室蘭、苫小牧などの停車駅では北斗星を降りた他の乗客たちがロイヤルの中の覗き込んでいます。コーヒーを飲んでいる時に発車＆停車するとカックンと揺れてあらぬ方向に行きそうでした。グランシャリオでも停車の時はカクッと揺れるのでテーブルが腹に当たりました。一番グラスの水が危ないときは停車＆発車です。減速や加速は大した揺れではありません。
札幌の到着１０分前になるとアナウンスがあり、景色もビルが多くなり都会のようです。札幌駅に到着する時には約３０分の遅れでしたが、別に私は構いません。札幌駅の構内に入り、薄暗いホームに停車しました。その後も回送されていくまでホームで写真撮影したり、話しこむ人が複数見られました。北斗星がデビューから間が無いわけでもないのにすごいことです。
私は先頭のＤＤ５１が札幌駅のホームから飛び出すことをネットで知りましたので北斗星が停車している反対側のホームに走りました。階段を下りて隣のホームの端に行くとＤＤ５１が撮れそうでしたのでホームの最先端から撮影しました。
札幌駅のコインロッカーに荷物を入れてラーメンを食いに向かいます。その日の上り北斗星４号で上野に帰るので札幌滞在時間は７時間しかありません。札幌では何もしたいことはありませんが、せっかくなので私の趣味のラーメン屋でも行くことにします。
北斗星のロイヤルは素晴らしかった。ぜひまた使いたいと思いました。寝台特急なのにモーニングコーヒーや新聞のサービスがあるのです。くつブラシ、服用ブラシがある個室っておかしいと思いませんか。ホテルとしか言いようがありません。天井は高いし、窓は大きい。北斗星は最高のエンターティナーでしょう。
上り北斗星のレポートは別投稿で書きます。帰りは北斗星のソロで上野に帰ります。