初めまして、以前より当ホームページを閲覧させていただいております。８月１８日（土）に「カシオペア」{カシオペアツイン（上野→札幌）}に乗車しました。
１．切符の手配まで
今年の４月頃、夏に北海道旅行を計画し、当初は「トワイライトEXP」で渡道し周遊きっぷ「札幌・道東ゾーン」を使用して「スーパーおおぞら」で釧路まで行き釧路でレンタカーを借り、釧路湿原・知床峠・摩周湖・屈斜路湖をまわり、根室線富良野・滝川経由で新千歳空港に行き航空機（新千歳→神戸）で帰る予定で、５月初旬にJALの先特割引の航空券を手配しました。
それから月日が経ち、５月の終わりごろに偶然に昔の鉄道雑誌を見たところ「カシオペア」の列車追跡が掲載されており、「トワイライトEXP」に３回、「北斗星」に１４回もの乗車経験があった（シングルツイン、ソロ、ロイヤル、B寝台）こともあり、以前から「カシオペア」に憧れていたこともあり、その記事を読んでいるうちに急に「カシオペア」に乗車したくなり、６月中旬頃にJTB三ノ宮支店に電話予約をしました。（時期的に１ヶ月前の１０時の段階で満席を覚悟したうえで８月１７日までキャンセル待ちをかけるという条件をつけた）まず、７月１８日の段階では当然のことながら満席で新潟県中越地震の影響で「トワイライトEXP」「日本海」の長期運休が見込まれる現状では「カシオペア」はおろか「北斗星」もかなり厳しいというお店の方からの話を聞きましたが「絶対にキャンセルがでる」と信じ、一か八かの賭けにでることにし、お店の方も最大限の努力をすると言われました。７月２３日、禁煙車（８号車）のキャンセルがでたと連絡がありましたが喫煙車を希望していたため引き続きキャンセル待ちをお願いし、最悪の場合には禁煙車でということでした。それからもなかなか喫煙車のキャンセルがでず、とうとう８月１７日の引取りの日をむかえお店の方がラストチャンスで喫煙車を照会したところ、なんと、６号車の喫煙車のキャンセルがでて私もお店の方も大変な喜びようでした。
２．乗車日当日
８月１８日（土）いよいよ乗車日当日、朝５時３０分出発、六甲道駅より普通列車を何本も乗り継ぎ上野に１６時頃に到着したときにはすでに「カシオペア」は入線しており早速６号車１３番個室に（階下室）に入りました。（できれば階上室か平屋室がよかったが贅沢なことは言ってられない）印象は思ったより広く感じ、シャワーはないもののトイレ・洗面台が設置されており何より２人用の部屋を１人で使うというまさに至福のときでした。１６時２０分、いよいよ発車。動き出したのも解らないくらいスムーズな出だしでこれまでの寝台列車とは比べ物にならないくらいでした。車内は夏休みということもあり家族連れが多く子供たちが元気に走りまわっていました。宇都宮までは停車駅の大宮を含め通過駅の列車待ちの乗客の視線に注目されているみたいで多少恥ずかしかったです。郡山付近で１２号車のラウンジカーに行きました。眺望が非常によかったですが前方に機関車が連結されており本当に眺望を楽しむのであれば上り列車だなと思いました。食事のほうはディナー予約をしておらず、３号車のダイニングカーではなく自室にてワゴンサービスで購入した弁当（上野駅弁）を食べました。味はよかったのですがカシオペアスペシャル弁当を予約しておけばよかったと後悔しました。盛岡発車時に眠りにつき目が覚めたとき函館を発車したところでした。大沼・駒ケ岳・内浦湾と道南の風景が流れてゆき定刻８時５４分に札幌に到着しました。
本当にいつまでも乗っていたいと思うものでした。
来年の１月にも北海道に旅行する予定ですので今度は上りを利用したいと思っております。