１０月６日７日８日の三連休を利用して、一泊二日の東京旅行を計画しました。その際、前から乗りたくてたまらなかったサンライズに乗るチャンスだと思い、東京行きのサンライズ出雲に乗車しました。
この旅行は友人と二人で行ったわけですが、サンライズに興味があったのは自分だけ。それどころか、友人はサンライズの存在すら知りませんでした。なので、友人は最初、往復新幹線か飛行機にするつもりだったみたいですが、私が「寝台特急のほうが面白い。新幹線や飛行機はつまらない。」と説得してサンライズ出雲で行くことになりました。
旅行を計画し始めたのが、出発予定日の二週間前ぐらいだったので、切符を購入しに行くのは一週間前ぐらいでした。「三連休だし切符はあるだろうか？」と心配しながらみどりの窓口に行って尋ねてみると、なんなく切符を発券してくれて、無事に購入できました。ノビノビにするか個室にするか少し迷いましたが、値段の関係でノビノビ座席にしました。それに、ノビノビ座席の方は寝台特急らしい旅情が感じられそうでしたし。
長い長い一週間が経ち、いよいよ乗車日となりました。日常通りの生活をして、夜に駅へ向かいます。駅で友人と落ち合いホームでサンライズ出雲を待ちます。普段よく利用する駅で普通電車に乗らず、寝台特急に乗るというのはなんだか新鮮でした。ワクワクしながら待っているといよいよ入線。ドアが開くと同時に車内に入ります。まず、自分たちが寝るノビノビ座席に行き、検礼を待ちます。乗務員の方は１，２分で来られ、検礼してもらい、タオルセットを購入しました。
その後、ミニサロンに行き、友人と話しをしながらジュースやらお菓子やらを飲み食いしました。自分も友人も寝台特急という非日常的な空間にテンションはMAX。写真を撮ったりしながら、姫路ぐらいまで起きていて、そこから寝ることにしました。私は耳栓を付けて寝ました。（みなさんも乗車するなら耳栓はあった方が良いと思います。）それでも、揺れと音でなかなか寝付けません。（どちらかというと単に興奮していただけ＊笑＊）電車が停車したので外を見ると三ノ宮。そこで、夜中にも係わらずホームに多くの人がいたことに驚きました。三ノ宮を出発すると、電車の走行音が子守唄となって眠りにつきました。
朝起きるとちょうど熱海でした。「眠っている間に熱海まできたか！」と感心しました。その後、友人とミニサロンに行き朝日を見ることにしました。その時見た朝日のまた素晴らしいこと！まさにサンライズエクスプレスの「サンライズ」の名にふさわしい朝日でした。朝日を見終わったら座席に戻り、終点東京までねっころがりながら東海道線の車窓を眺めてゆったりと過ごしました。東京が近づくにつれて「もう降りなければならない。もっと乗っていたい。」と思い、なんだか悲しくなりました。しかし旅行はこれから。東京に着いたことをしみじみと感じ、観光のために丸の内線に乗りに行きました。
初乗車の感想は「最高」でした。やはり、寝台特急はいいものです。今度はぜひ個室にも乗ってみたいと思います。