9月下旬に、急行銀河に乗って東京ディズニーランドに行ってきました。今回の東京行きは彼女との旅行が目的で、当初は、旅行代理店で貰ったパンフレットを見て、新幹線と宿泊代とディズニーランドのパスポートがセットになったプランで行くつもりでした。ところが、新幹線だと、始発の東京行きに乗っても、ディズニーランドの開園時間には間に合わないし、夜行バスで行ったら十分に寝られず、次の日まで疲れが残って、ディズニーランドを十分に満喫できない…と、色々と弊害が出てきました。
そんな中で、もう一度じっくりパンフレットを見ると…なんと、「急行銀河Ｂ寝台プラン」というものが、小さく表示されていました。最初は寝台列車でいくことなんて考えていませんでしたが、寝台列車なら、ベットがあって足を伸ばして寝られるし、ディズニーランドの開園時間にも間に合って、便利！！と思い、申し込む前に、本ホームページに掲載されていた、銀河の写真や詳細な設備の記述、実際に乗った方の感想などを参考にさせていただきながら、彼女と話し合い、「彼女もぜひ寝台列車に乗ってみたい」と言ったので、新幹線で行く通常のプランよりも若干高くなりましたが、銀河で東京まで行くことにしました。
そして、座席を指定する際には、通常の4人用の区画にしてもよかったのですが、もし他のお客さんが一緒の区画だったら、恋人同士で嫌がられるだろうし、また出発してもすぐに寝ずに、少しはしゃべりたいと思ったので、Ｂ寝台の各車両の最後尾にあたる17番区画（2人用で上下のベット）を申し込みました。幸い、17番区画は空いていたので、チケットを手に入れることができました。
そして、旅行当日は銀河の入線から見たい！と、思って早めに待ち合わせてカメラを持って銀河の入線を待ちました。そして、銀河の入線です！！はじめてみる寝台列車に2人とも大興奮で、写真をたくさん撮りました。ただ、発車まで10分くらいしかなかったのでゆっくり撮る余裕はありませんでしたが、それでも発車前からワクワクドキドキで、興奮しながら銀河に乗車しました。
実際に乗車すると、思っていた以上に「昭和」の雰囲気をかもし出しており、でもそれが、旅の良さを演出しているようにも感じました。指定して取った17番区画は、思っていたよりも広く、また、4人区画以上に「個室」な感じで、すごく気に入りました。窓は、4人区画よりも小さいものの、2人で眺める分には十分な感じです。当然、外は真っ暗でしたが、それでも新大阪や京都のネオンをその窓から眺めていました。また、二段ベットの上部分には、荷物を収納できるスペースがあり、またハンガーもあって大変重宝しました。同じ車両には家族連れが4人と、サラリーマン風の男性が3人ほど乗っていました。
彼女も「銀河」をとても気に入ったようで、乗車直後は、車内を探検しつつ、写真を沢山撮っていました。洗面台やトイレが古かったり、通路にある収納式の椅子にビックリしたり…そして、2人でビールを飲んで少ししゃべった後に寝たわけですが、彼女が下で僕が上で寝たのですが、上の方が揺れが少し強く、逆に下はほとんど揺れがないといった感じでした。もっとも、「揺れがひどすぎて寝られない！」というわけではなく、むしろ、多少の揺れが心地よく感じたほどです。
車掌さんの「おはようございます」で目が覚めると、外はすっかり明るくなっていました。気持ちよく、そしてしっかりと寝ることができました。幸い、乗客が少なかったお陰で、洗面台も混むことなく、しっかりと身だしなみの準備ができ、ディズニーランドに行く準備ができました。そして銀河は、定刻の6時42分に東京駅に無事到着しました。
その後は、ディズニーランドの開園にちゃんと間に合い、朝からしっかりと楽しむことができました！！
最後に総括すると、もともとはディズニーランドに行くことが目的の旅行でしたが、銀河に乗車することが決まって以来、2人とも、ディズニーランドよりもむしろ銀河に乗ることのほうが目的になるくらい、すごく銀河に乗ることを楽しみにしていました。これまで、鉄道利用の目的は単に目的地まで行くことだけだと思っていました。しかし、今回初めて寝台列車に乗って、「列車に乗ることも目的であり、楽しみの一つで、そして目的地についてからも、旅を楽しむことができる」という二重の目的、楽しみが味わえるということを知りました。今回の旅行を何倍にも楽しませてくれて、素敵な演出をしてくれた銀河に本当に感謝したいなと思います。それから、今回の旅行がきっかけで、2人とも寝台列車の魅力にはまってしまいました。いつかはカシオペアやトワイライトに乗りたいなと思います。
乱文ではありますが、失礼します。