今年も十勝地方で開催されたＷＲＣ（ラリージャパン）観戦に行き、帰りに北斗星２号を利用しました。
＝乗車日：2007年10月28日＝
２月に北斗星２号ソロには乗車してますが、今回は切符を手配しくれた友人から「ロイヤル取れちゃったけど」・・・えっ？！そんな訳で昨年９月に４号のロイヤルに乗った際の「次は北海道編成のロイヤルに乗りたい」が実現してしまいました。
さて当日、発車間際にばたばたしてしまいホームへ上がったのが発車２分前！入線風景を見る事もホームから部屋を見学する暇も無く車内へ。荷物を下ろし上着を脱いだところでゆっくりと動き出しました。（ヤレヤレです・・・）発車して間もなく検札を受け、更にウエイターさんがウエルカムドリンクを持って来てくれます。相変わらずの下戸なのでワイン等は友人へのお土産です。
落ち着いてから車内を見学すると、東日本編成の木目調仕上げとは違い白っぽい内装で少し明るい感じ。早速補助ベットを出して照明を落とし、折角のビデオもオーディオも消してごろごろしながら車窓を堪能。大きな窓越しの夜景と列車の音だけで映画の様です。特に内浦湾の夜空と、大沼から函館へと降りて行く辺りが好きな車窓ですね。
函館到着ではDD51重連にお別れ（切り離し）に行き、その後初めて自分の乗っている部屋を外から見学。夕食を済ましてからの乗車でしたが、発車前のばたばたで夜食を買い漏らしていたのでパブタイムに食堂車へ行ってみる事に。ちょっと良い洋食屋さんみたいなハンバーグセットでも、流れる車窓があるだけで高級感満点です。
食後にシャワーを浴びようとしても準備中のランプが消えません。隣の車輌に車掌さんが居るので見てもらうと「ボイラーのスイッチが切れてました」・・・おいおい・・・。前回気になったシャワー室内のトイレですが、今回は排水系の臭いもせず快適でした。既に海峡線を走っていたのでほとんど揺れる事もなくシャワーを浴び就寝準備。前回は「補助ベットを出すと部屋が狭くなり椅子が使えなくなるのが難点」と書きましたが、実は椅子が転落防止に役立っていると判明。ソロの様な安全柵が無かったのも納得です。
いつの間にか寝てしまった様で、目が覚めた頃には宇都宮付近を走っていて、遅めの時間に頼んでおいたコーヒーと朝刊が届く時間。月曜朝の通勤通学風景も、ソロとは違い重役出勤の様な優雅な気持ちですね。上野到着後、再度ホームから今まで居た部屋を観察し、もう少し乗っていたい気持ちのまま職場へ向かいました。
先日、北斗星が減便されると新聞で発表されました。営業上難しい点も多いのかもしれませんが、夜を通してのんびり旅が出来ると言うある種の贅沢を何とか残して行って欲しいと思います。