じ住んでいる盛岡から函館へ友人に会いにいった際に利用当初は上下はやて→スーパー白鳥で移動して函館で一泊するつもりだったのだが出発１週間前に急遽朝から仕事が入ったため、復路はまなすを利用して弾丸ツアーをすることにした本当はゴロンとシートを取りたかったが、あえなく満席しかたないのでドリームカー（これもなんと残り１席）で移動とする
友人と杯を交わしていい気分になったのが午後１１：００まだ４時間近くある…仕方ないので頼み込んで東京から来た別の友人が泊まる部屋にしばらくいさせてもらい、なんとか２：１５まで時間を潰す
ホテルから駅までは徒歩１５分ほどもうすぐ６月になろうかという時期なのにさすが北海道、まだまだ吐く息が白い幸い函館駅の待合スペースは大きいのでここで暖をとって待っていようと足を急がせる
…が、いざ着いてみると、そこには異様な光景があった。暖かいのをいいことにホームレスのたまり場と化していたのだ。すさまじい雰囲気、そしてすごい匂い…なんとトイレで眠っている輩もいた。１５分とはいえ、とてもここで待つ機になれなかったので仕方なくホームへホームの端から端まで歩いてみたりして体を動かして暖をとっているとしばらくして、はまなすが入線大量の人々が降りてくるのに対し、乗るのは私を入れて２人…始発はやてに乗れるとはいえさすがに早朝すぎるのか
過去に急行アルプス、快速ムーンライトながら、ムーンライトえちごに乗ってどれも一睡もできずに朝を迎えた私にとって今回も不安な旅だったが疲れと酒のためか木古内で眠りに入ってから蟹田までぐっすりと眠れた。シートもムーンライトとは違ってかなりの角度を倒せるのでなかなかよかった。難を言えばちょっと暖房が効きすぎていることか…私にはちょっと暑かった。そして、今回アンラッキーだったのが私のすぐ前の乗客の一人がアルツハイマーを患ったおばあさんだったことずっと忙しく徘徊し、席に座るということができない。しかも蟹田をすぎたあたりから弁当箱をあけ、漬物を食べ始めた。車内に漂う独特の漬物臭…少なくとも朝にふさわしい匂いではない。おばあさんの隣の席にはなんともいえない顔をした同行のおじいさんが…眠そうな顔をした乗客が通るたびに顔をうつむけている様子を見ると文句を言うどころかそういうことを思うことすら不謹慎な気がしてしまいカバンにいれた本を読んで終着駅までの時間をすごした。
５：３５定刻に青森到着。私を含めて乗客の大半がつがる２号に乗り換える席についた瞬間から眠りに落ち、気付いたら八戸慌てて身支度を整え、新幹線ホームに急ぐ乗り遅れれば完全にアウト…ギリギリはやて２号の乗客となった瞬間、正直ホッとした。
正直、この弾丸ツアーはお薦めではない。実際、一応こなしたとはいえ、眠くて仕事にならなかった。しかし、人間は天邪鬼な生き物でもある。たまにはこんな忙しい旅もいい。