神戸夢物語号 ソロ 2002年 5月 熊谷→大阪
南東北からいつもの京都詣で。乗りたかったこの列車だが最初はあえなく満席で、銀河で行く予定だった。が、半月前になってソロのキャンセル待ちが取れたとの連絡。本当に嬉しかった。切符は京阪神ゾーンの周遊きっぷを組み、帰りは新幹線にした。
仕事を定時に終わらせ東北新幹線に飛び乗り大宮へ。ここで上越新幹線に乗り換え。新幹線ホームからは在来線ホームに入る夢物語号が見え、結果的には大宮から乗ることが出来た様だ。新幹線で熊谷に先回りし、改札前でパンと飲み物を調達して４番線で列車を迎えた。
乗り込むとすぐに検札。特急券に印された「乗継」の文字に車掌さんがなんだかなぁと言う顔。こちらも苦笑するしかない。受け取った部屋のカードキーが北斗星のものだったのはご愛敬。早速パンを平らげ、人心地ついたあとは窓に張り付き２階からの眺めを楽しんだ。
パブタイム開始の放送を待ち、いざ最後尾の食堂車へ。後方の車窓を見ながらの食事は今までに無い体験。食後にコーヒーを頼んで、流れ去る線路や時おり飛び去る小駅の明かりを眺める。
贅沢な時間を堪能し閉店まで粘ってしまった。やけにゴージャスなトイレやラウンジの自動演奏ピアノにも興奮しつつ自室へ戻ると長岡到着。出発の汽笛と共に進行方向が変わったのを確認して眠りについた。
目覚めたら既に湖西線を走行中。目線が少し高いだけでいつもより景色が広く感じられ、眠そうな朝の琵琶湖の風景をしばらくぼけーっと眺める。朝食の案内放送を受け再び食堂車へ。EF81の顔を眺めながらの朝飯もまた一興。展望車の食堂って他にはない良さがある。バタバタするのは嫌だったので食堂車に居たまま京都駅を一旦見送る。散らかった自室に戻り忘れ物がないか確認して大阪下車。普通電車で塚本へ先回りして走る姿も撮影してから京都へ向かった。
個室寝台での京都入りも初めてなら、展望タイプの食堂車も初めて。もちろん経路も。いつもの京都だけど何だか違うところに来た様な気もする楽しい移動時間だった。