会社の隣の席の人が「サンライズ瀬戸」に乗車する日に、たまたま書店で「男の隠れ家・別冊＜個室列車・動く隠れ家＞」という雑誌を発見。家に帰り雑誌を見ていると気分が高揚。一気に乗車を決断しました。目的は寝台列車に、ただ乗るだけの観光なしです。
どの列車にしようか雑誌を見ていると「あけぼの」のシングルデラックスにはヘッドマーク付のアメニティーグッズが備えられているとの情報があり即決定。「北陸」にも同様のアメニティーグッズがありましたが今回は長距離の方を選択。
乗車２７日前に最寄駅の窓口へ行き、このサイトの座席表および投稿フォームの情報により、下りは奇数席が進行方向側と知りましたので奇数席を指定し確保。その旨を窓口で確認しましたが、備え付けの座席表では座席の番号表示のみで、座席の位置関係までは記載がなく駅担当の方も把握していませんでした。（このサイトに感謝です。）
切符を取ったころは、あまり実感はなかったのですが、乗車前日、当日となるにしたがって「いよいよ、乗るんだ。」と気分が高まってきました。上野駅で乗車後、しばらくすると秋田車掌区の車掌さんが検札にきました。東北なまりを感じ旅気分になりました。車掌さんの話によるとＡ寝台は、ほぼ埋まっているようでした。
乗車前は「１２時間は長いな〜。」と思っていましたが、実際に乗車してみると長さは感じませんでした。発車後、しばらくは通勤電車と並走することがあり日常と違う気分になれました。暗い外を眺めていると、線路の工事をしている人たちがいて「深夜に仕事をしているんだな〜。」と思ったり、ビデオを観ていると、はまってしまったり、時間はどんどん過ぎて行きました。一番感激したのは、深夜どこかの駅に停車すると隣のホームには上りの「北陸」が停車していて、並んで停車した数分後に、すれ違いになったことです。また、前半は駅で停車後の発車時のゆれを全く感じさせず、走り出したのがわからなく気がついたら走っているという超低速での、なめらかな滑り出しでした。しかし、なぜか途中からは発車時のゆれを感じるようになりました。（運転士さんが交代したのでしょうか？それとも何かあるのでしょうか？）朝の８：３５分に大館駅に到着。２分停車を利用し、このサイトの投稿フォーラムで知った名物駅弁、花善の「鶏めし」をホームで受け取りました。暖かく、とてもおいしかったです。花善さんに事前に電話したところ乗車している車両のドアーまで１個でも届けてくれるということでしたのでお願いしました。
寝台の設備は、きれいになっていて、枕、ベッドの硬さはちょうど良く快適でした。天井付近に荷物置き場もあり荷物で部屋が狭くなることもありませんでした。
今回の乗車前に、このサイトを見て、いろいろな情報を得て参考とさせてもらいました。ほどちゃん様、このサイトに情報を投稿された方ありがとうございました。次回、別の寝台列車にも乗車したいと思っていますが、そのときも是非、参考にさせていただきます。