みなさんも御存知のように、来春で廃止になると言われているので思い切って乗ることにしました。
「はやぶさ」「富士」どちらにしようか悩んだ末、小さい頃からの夢であり、少しでも長時間乗れる「はやぶさ」号にしました。
私は関西に住んでおり深夜に大阪からでも乗れますが、やはり始発の東京からという重いがあって、わざわざ21日の午後の飛行機で羽田に向かい17時頃東京駅に着きました。食堂車はもちろん、車内販売も明日の徳山(7時頃)までなし、各駅の停車時間も1〜2分なので、東京駅を出発すると弁当もビールも買えません。ソフトドリンクのみの小さな自販機は2号車と8号車にありますが・・・
いよいよ定刻に出発。通勤時間帯の都心をブルートレインから眺める景色は優雅な気分になりますねぇ。部屋は3号車11番、ソロの1階席でした。30年程たっている車両でボロい所も隠せないが、思ったよりきれいで広く、ベッドの所意外は天井も高いし、そこそこの大きさのテーブルが2つもあって物を置くには便利でした。タバコの匂いが気になった方もいらっしゃったようですが、嫌煙家の私ですが特に気になりませんでした。1階は椅子の方向が進行方向(下りの場合)にセットされています。
個室はＡもＢもほぼ埋まっている様子でしたが、Ｂ寝台の方は各車両平均3人程でした。車掌さんの話だと少ないほうみたいですが、さみしすぎますねぇ。揺れがひどくて熟睡できなかったという方もいらっしゃったようですが、11番は車両の中央付近だった為か運転手さんが良かったのか気持ちよく寝ることができました。
翌朝、徳山から車内販売のおばちゃんが乗務。1号車から順番に売り歩くとのこと。名物の「あなご飯」はすぐに売り切れてしまった。山口県内で雨量が基準値をオーバーしたみたいで、柳井から防府の手前まで超徐行運転だった為、約一時間遅れで下関に到着。
門司で「富士」号と別れ、身軽になって熊本へ向かう。遅れは一時間を保ったまま12:47に終点熊本に到着。約1300km、19時間の旅は意外とあっというまに終わりました。「時は金なり」ということで早く移動できるのは便利でいいが、たまにはブルートレインでゆっくり景色を見たり本を読んだり、旅日記を書いたりするのも優雅で楽しいですよ。でも、なくなってしまうとそれができなくなってしまう・・・
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