山陽路の特急が残り僅かになってしまった危機感からと、ムーンライトでさえ休止されて広島留めの特急列車自体がない現状から奮発しました。
15分ほど前に入線すると恒常編成であるサンライズ出雲瀬戸と並び立つ東京駅。銀河までなくなった現在この風景自体が貴重ですね。
恒常編成を追いかけるように定時に発車。独りなのに「シングルツイン」と相成ったのがチト滑稽。実はシングルツインはトワイライトでも乗ったんですが上段が畳めるというのがヨシ。但し操作は重いし、トワイライトにはない上窓がコレでは台無し。結局下段はクッションを外して座席、上段で就寝としました。取り敢えずは乗車前上野入谷口の改札内NEWDAYSで購入した弁当や晩酌を下段で堪能。
ケータイのワンセグやFMラジオを持つ込みましたが型式の古さも相まって受信は捗らず、結局メモリーカードの音楽が肴に。ちなみに寝台設備のNHK-FMは周波数の端境や、臨時区間の広島県などでは全く受信できません。おそらく恒常区間内のプリセットをメインユニットで切り換えて居るんでしょう。
設備というと、サンライズに限らず暖房が効きすぎです。元々暑がりで冷房は全く足りないというメタボな私ですが、晩酌とあいまち大汗をかきました。
一睡したあと渥美路でシャワーと洒落込みました。元々銭湯に行こうか迷ってたのでタオルがあれば間に合う仕様は嬉しいです。私は高吸水タオル(ネオプレンゴムみたいなの)とナイロンたわしが泊まり旅の常備です。
その後上段でもう一睡。珍しくて寝られず京都〜明石間も起きてました。
岡山市街で目が覚めてその後は下段で寛いだんですが、上段を畳むとせっかくの明るさがスポイルされるので上段は出したままでした。
そこからは恒常ダイヤに障るのか思いっきり速度が落ちました。多分サンライナーよりも遅いかも(あっち乗ったことナイですが)。ただ寝台を堪能したい私には好都合でまったりと、115系でしか観ることの出来ない車窓を個室で堪能しました。サンライズから見る笠岡の大干潟や、東尾道〜糸崎間の瀬戸内風景、本郷〜河内間の沼田川渓流風景は見物です。
十時過ぎに広島に到着。この時間さえ今や魅力です。富士はやぶさの始発列車でさえぼうと待っておるしかない早朝ではくたびれてしまいますがこの時間ならなににでもアクセスできます。
そのサンライズは御用が終わると車両基地とは反対の岩国方へ。あれれと思いつつ更なる帰途に就くと、西広島駅の通過線で一息つくサンライズ。コレにはビックリ。というか、広島モンには触らせる気もないのか・・・・