行きはムーンライトながらを使った、鉄道博物館への旅でしたが、帰路は子供が寝台車に乗りたがっていたため、急行きたぐにＢ寝台下段を利用しました。座席急行の能登なども考えたのですが、大人1名に対し小学生以下1名は添い寝が出来ますから、寝台料金もお手ごろです。
当初は、サンライズも利用出来そうでしたが、こちらのサイトで見る限り、メタボな中年オヤジと高学年の子供が寝るには難しそうでした。ノビノビ座席も有りますが、この先利用する機会も多そうなので、今回は以前爆睡した上段との差を、寝比べてみようと思った訳です。
家を出て、無理をすれば一筆書きの片道切符も不可能では無さそうでしたが、丁度18きっぷが使える季節の為、重複しそうな区間は18きっぷを使い、日付の変わる大府から片道切符にしています。これで、帰路に予想外の事態が起きても新幹線や特急への乗り換えも楽になります。
さて、きたぐにＢ下段の寝心地ですが、進行方向に向いて寝る＝二人掛け座席と同じ幅です。子供となら、多くの荷物を置いても十分に広さが確保できます。枕や寝巻きは一人分しかありませんが、疲れた子供は持参のパジャマにも着替えず夜の車窓を暫く楽しんだ後に就寝。枕も子供用に100均でエア枕を調達していたので、問題ありませんでした。ただ構造上、両側の背もたれと座面のシートをスライドさせ、くっ付けているので若干凸凹があるのと、上段や中段は一体なので振動も一体ですが、下段は支点が難点かに分かれているため、揺れがバラバラに伝わり、敏感な人はシート上に置かれた薄いマットだけでは、それらを感じ取ってしまうかも知れません。（マット自体は上・中段と共用しているのか、少し狭いですがそれほど気にはなりません）
高さですが、上・中段が68センチで下段が76センチですが、その差は感じませんでした。（子供には問題有りませんでした）
当日は12両で運転されていたので、乗り込んでから検札が来るまでに時間がかかり、無理して起きていたら目が少しさえてしまいました。喫煙の電動車したが、寝台室自体はタバコ臭く有りませんでした。モーター音は上段に比べ少し感じまいたが、一晩中金属のカタカタ音が響いており、そちらの方が気になりました。(朝、自分の列のハシゴの取り付け部からの音と分かり、早く紙でも挟んで止めるのだったと悔やみました）
敦賀を出た辺りで、非常ブレーキで止まりましたが、日本海の様に横に寝ていると、最後の一気に停まる際に相当振られそうですが、進行方向なので子供は気付きませんでした。（非常ブレーキは、気が抜けるような排気音がして減速します）
窓がカーテンなので、トンネル内などで、まぶしい事が有りますから、暗いほうがよい方は上・中段の方が良いかも知れません。