前回掲載頂いた【ニッポンの端っこを見に行く一人旅】の行程で、せっかくなので他の端っこも見に行こうかと思い、納沙布岬に向かう途中でまりも号を利用しました。（前回の掲載では乗車日がわかりづらかったですね。北斗星（前回）の乗車日は2007年5月27日、今回のまりも号の乗車は2007年5月29日になります）
この旅で使用した切符は北海道フリーパス（グリーン車用）でした。この一人旅ではサロベツスーパー宗谷まりもスーパーおおぞらスーパー北斗スーパー白鳥の各列車を利用し、ほとんどの列車でグリーン車が確保できたため、トータルでは非常にお得（通常購入額のほぼ半額）な切符になりました。
さて、まりも号乗車日の当日、宗谷岬の観光を終え港の湯でゆっくりと温泉に浸かった後、稚内発18時02分のスーパー宗谷4号で札幌に向かいました。札幌での乗り継ぎ時間は9分。札幌着が遅れやしないかとちょっと緊張しましたが無事定刻に到着。写真撮影もそこそこに、まりも号に乗り込みます。平日のせいか座席はガラガラ。寝台も各ボックスに一人の割合でした。まりも号は今夏で運転が終了ということですが、当時の乗車率から考えてもこの措置は仕方ないことだと思います。それでも旅情にひたれる列車がまた1つなくなるのはとても残念なことですね・・・まりも号は定刻どおり23時10分に札幌を出発・・・と思ったらすぐに車内が暗くなってちょっと面食らいました。暗い中スーパー宗谷内でお取り寄せしてもらった名寄駅弁【ニシン・カズノコ弁当】で夕食。その後は街の灯をぼんやり眺めていましたが、南千歳を出発する頃にはすっかり眠くなってしまいそのまま就寝しました。途中新得あたりで発車の揺れで起こされましたがすぐにまた眠りに落ち、おはよう放送で目覚めました。結局私のボックスには誰も乗ってこなかったらしく、残り3つの寝台は綺麗なままでした。洗面所で顔を洗い身支度を整えてしばらくすると、まりも号は終着の釧路駅に到着しました。ホームに降り立った人数はとても少なく、もしかしたら10人いなかったかもしれません。私はまりも号の姿を目に留める暇もなく、待ち合わせ5分で出発する快速はなさき号に乗り換えて根室に向かいました。