初めて投稿します。
今まで寝台列車にいくつか乗車してきましたが、この中で乗車できていない列車の一つに「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」がありました。従来ですと寝台急行「銀河」があり、私も何度か利用させて頂きましたが、残念ながら3月のダイヤ改正で消えてしまいました。そこで今回、東京へ行くにあたり、かねてから乗りたいなと思っていた「サンライズ」に乗ることとなりました。
今回、「サンライズ瀬戸」か「サンライズ出雲」か、どちらで行こうかと考えましたが、今回は「サンライズ出雲」を選びました。「サンライズ」にはシングルＤＸから指定席扱いの「ノビノビ座席」までいくつかありましたが、今回はシングルで行くこととししました。
姫路駅近くのコンビニで食料を買い込み、7分遅れの23時43分に姫路駅を出て、一路東京へと向かいます。途中、三ノ宮と大阪に停車しましたが、三ノ宮での乗車はいなかったものの、大阪では結構乗車するお客さんがいました。このことからしても、この列車の存在感の大きさと共に、改めて「銀河」がなくなったことの大きさを思い知りました。
大阪を発車してから、ようやく眠りにつこうかと思いきや、振動で一回目が覚めました。その時、私は少々寝ぼけていて、あらかじめ車掌さんから購入していたシャワーカードを使って、シャワーをしました。シャワーは「北斗星」と「トワイライトエクスプレス」で経験があり、実に10年ぶりでしたが、結構使いやすかったです。最後の洗浄ボタンを押したときはびっくりしましたが・・。
シャワーを終え、部屋に戻って車窓を見ましたが、結構長く停車しているようでした。確か大府あたりだったと思います。後で気づいたのですが、実は先行の貨物列車が人身事故を起こして長時間停車していたため、大府付近で見合わせていたのです。私はその時まだ知らず、シャワーの快感を覚えて再び眠りに就きました。
この遅れを知ることとなったのが、小田原付近で目が覚めたときでした。上記の理由により、姫路発車段階で7分遅れだったのがさらに膨らみ、何と100分（1時間40分）の遅れ。所定なら、もうとっくに東京駅に着いている時間でした。しかし、この「サンライズ」のシングルは、この列車や他の列車にもあるソロと比べて結構居住感がありますし、振動が気になるものの、車端部の部屋は結構天井が高く、Ｂ個室としては最高級の部類に入ります。お陰で、快適な個室に2時間余計に居れたことはすごく貴重な体験をしました。
この後、新宿に移動して、新宿コマ劇場で開催されていた「モーニング娘。×タカラヅカシンデレラｔｈｅミュージカル」を観劇し、夕方再び東京駅に戻るとさらにショック！
何と熱海付近での豪雨により、新幹線も東海道線も運転見合せ。同様なことは数年前も経験があり、このときは「銀河」を利用して難を逃れましたが、今回はそうはいきません。何とか新幹線の運転が再開し、空いている列車に飛び乗って帰りましたが、この数時間後、また豪雨で運転見合せ。下手をすれば当日中に帰れなかったところでした。
踏んだり蹴ったりの東京行きでしたが、いろんなことを経験し、これも有りかな・・と感じたのも事実でした。