今回はさみさんの実家のある広島に帰る際に、木次線と芸備線経由で観光を兼ねて帰る予定を組みました。
私をかんみさん、娘（５才）を連れて東京駅に行って待ちました。今回は初サンライズ個室でかみさんは大興奮、娘は以前に瀬戸の方に乗っているので以外にも冷静後に控える観光路線があるので期待を胸に乗り込みました。
今回は直前に切符を取ったのでシングルを２部屋、平屋部で用意しました。私たちは鉄道の走行音は子守唄のような物なので全然気になりません。揺られて、連結器の緩衝器の音、コトコト音がするなんてまったく気にしない家族です。
ささやかな宴会騒ぎと、シャワーや歯磨きを終わらせて就寝しました。この時は位置的に熱海くらいでした。私も湿気や靄がすごくて景色が曇っているので詰まらないので寝ることにしました。
私は一人で寝ていたので、列車が止まるのに気がついて起きたのですが、定刻から２分遅れで浜松に停車、５分位しても動かないので外に出ると車掌さんが目の前にいたので尋ねると「この先で雨が酷くて止まってます。かなり長くなると思いますよ。」と言うので駅のホームに出て喫煙所に行くと、施設の整備の人たちが居て、「今日は動かないかも」とか「これが復旧すると、VIP列車状態で何でも退避させて終点まで行くんだ」とか言ってました。いいなぁ、少し遅れてくれるくらいなら長く乗れるし面白いかも、などとこの時は不謹慎にも考えておりました。３時なっても動かないので、仕方なく私は寝ることにしました。
ホーム反対側だったのでカーテンを開けたまま寝ていた私の部屋に朝日が差し込んできました。起きて景色を見た私は呆然としました。５時半、列車は進んでいませんでした。
かみさんを起こして事情を話すと「携帯のGPSで見てビックリした」とのことどうなるのかと心配していると車掌から放送が入りました。「昨夜、名古屋付近にて大雨の為、列車の運行が安全確保のため、ストップしました。」「ご乗車のお客様は下車の準備をしまして、駅、新幹線乗換え口までお越しください。」ウギャー、運休確定かぁー指令からの情報が来ていないのか駅員も「振り替え許可着てないから特急券は別購入です。」と言う。
さすがに私を含め乗客は暴動寸前、すでに特急券とに寝台券を払っていてそれはおかしいと説明は「途中運休ですからサンライズ号の特急料金は返金しますが、新幹線は別です。」と言うなら振り替えの申請をするべきだろうと私が説明して、やっと駅員が確認を取ることになった。
そして、0710こだま595号に乗って新大阪に出て、乗り継ぎこだま645号にで岡山まで、いずれも自由席と言う振り替え。不満は持ちつつも時間的に厳しくなって観光は無理なので、取りあえず目的地の広島に向かって出発して岡山駅で事情を説明してルート変更を言うと「その件なら寝台料金と特急料金は返金で、自由に列車を選んで構いませんよ。」「あ、でもここまで新幹線ですよね、だとこのまま広島に新幹線で行く方が安いですね」と岡山駅職員あれれ、東海の対応とずいぶんと違うぞ、てか特急、寝台料金を返金して目的地までのルートは変更ＯＫとは。
てわけで、そのまま広島に行って清算すると「浜松から新幹線ですからそこからの料金で頂きますが」ちょっと間をおいて「寝台料金と特急料金の返金から引いてもおつり出ますね。」とにこやかに回答結果、この旅は広島到着時刻は予定通り、観光ルートは帰りに組み込み、JR東海の事情説明が無いのに腹を立てJR西日本の対応に良かったと胸を撫で下ろし、目的地には取りあえず着いたのでした。
サンライズの話からそれまくりですが、シングル自体は非常に居住性に優れており、やっぱりサンライズびっくりプライスの快適列車、運休さえなければ最高だったのになぁ