２００８年８月３１日をもって、臨時特急まりも号が廃止になると聞き、この夏に乗車を決断しました。かつて、まりも号は「北斗星まりも号」や「根室延長運転」などがあり、１度は道東の旅に乗車をしてみたいと思っていました。それが廃止間際に、こんなに早く乗車になるとは思いもよりませんでした。
当初、１８きっぷで北海道に上陸する計画はあったものの、その予定を大幅変更し、まりも号に乗る計画を組み直しました。予定より大幅な出費をすることを覚悟していました。私は学生身分なので、平日は行くことができません。しかし、たまたま月曜日に代休が入ると知り、土曜日に航空機を使えば間に合うと思い、乗車証明書も魅力的なので、結局このようなきっぷの組み合わせとなりました。
青春１８きっぷ＋航空券＋まりも往復きっぷ＋ワープ乗車券
本当にこれでいいのかと、気がついたら、７月２６日でした。たまたま仙台を訪れる機会に恵まれたので、仙台のＪＲ北海道プラザで予約をしてきました。航空機の「旅割」の問題もあったので、航空券を購入してしまいました。３０日：普通車指定席、３１日：Ｂ寝台と書かれた控を持って帰りました。３０日、携帯に連絡があり普通車指定席は窓側で確保できたことが分かりました。※３１日は寝台も指定席も取れず、のちに指定席の窓側を確保できました。
いよいよ乗車当日、私は列車を乗り継ぎ、仙台空港から新千歳空港まで初めて航空機に乗りました。そして新千歳空港からエアポートで漸く札幌に着きました。だんだん同業者と思われる人も増えてきて、雰囲気も高まります。私は「まりも号写真展」を見てから、入線を待ちました。
２２：５８、キハ１８３系９輌がゆっくりとエンジンを響かせて入線しました。私の席は、先頭車のかなり前の方でした。急いで写真を撮り終えて、乗車証明書を頂き乗車します。「まりも号」は、警笛を一発鳴らすと、札幌駅を後にしました。
札幌駅を出てから、車内は静かになってきました。私が車内を一通り見学したところ、寝台は満席で、指定席自由席共には１人２席くらいの乗車でした。特に自由席の乗車率は、廃止間際とはいえあまりよいとは言えませんでした。
南千歳までの駅には、通過駅でも停車駅でもカメラを構えた人がいました。南千歳から先は車内減灯が施され、いい雰囲気になりました。正直なところ、椅子があまりにもリクライニングしないことは予想外でした。まりも号の警笛に酔いしれながら、私は寝てしまいました。
朝起きると、右手に海が広がっていました。そしておはよう放送が始まり、定時運行でひとまず安心しました。そして左側にくたびれた寝台車が見えてくると、釧路に到着しました。
釧路では、写真をいくらか撮って、すぐに快速はなさきで根室に向かいました。まだ停車中のまりも号を置いて行くのには、少々惜しい気もしました。
長文での投稿、失礼しました。このサイトを参考させていただいたこと、心より感謝申し上げます。