８月２１日から、北海道＆東日本パスを利用して「ムーンライトえちご」に乗車し、羽越本線を走破し青森から北海道へ行ってまいりましたので、参考情報を提供したいと思います。
「ムーンライトえちご」の列車編成をみると、先頭と最後尾がモーターのついてない車両です。特急型車両で防音対策は充分されているはずですが、急峻な上越国境を越える際のモーターの唸りが気になる方は、モーターのついていない１号車か６号車をリクエストするとよいでしょう。ただし６号車はレディースカーで、女性限定です。１号車は半室グリーン車で、指定席は他の車両より少ないので、早めの予約をされたほうがよいでしょう。
座席はクッションが硬めです。リクライニングはフリーストップで、そこそこの角度まで倒れますが、あまり期待しないほうがよいかと思います。エアコンもよく効いておりますので、夏季の場合は薄手の上着があったほうがよいでしょう。
減光は、気持ち薄暗くなる程度で、明るさが気になる方はアイマスクを携行しておくとよいでしょう。
車内販売はなく、また新宿駅での発車時間も遅いので、新宿駅構内での売店は閉店しているところが多く、食料調達は早い時間帯に、開いている店を発見次第即調達実行したほうがよいかと思います。特に「青春１８きっぷ」や「北海道＆東日本パス」を「ムーンライトえちご」乗車後、０時を過ぎてから第一日目の分を使う方で、近郊きっぷしか持っていない場合は改札を出られないので、より注意が必要です。荷物になりますが、保険と思って乗車前に駅前のコンビニ等で食料調達しておけば、間違いないでしょう。
新潟駅から、さらに北上される方は新潟到着１０分前にはデッキに出て降車準備をされたほうがよいでしょう。到着した反対側の５番線のホームに３９２１Ｍ快速村上ゆき６両編成の電車が停車しておりますので、階段の登り下りもなく乗り換えはスムーズに出来ますが、村上以北に行かれる方はこの３９２１Ｍの先頭車両に乗車されることをお勧めします。
と言うのも、この３９２１Ｍは終点の村上では、８２１Ｄ酒田ゆきの４両編成のディーゼルカーと同一ホームに停車します。つまり３９２１Ｍが停車中の８２１Ｄの後方２０メートル位のところに停車するのです。それで乗り換えと座席確保の容易な先頭車両への乗車をお勧めします。
話が「ムーンライトえちご」から大分それて恐縮ですが、この日の８２１Ｄ酒田ゆきの４両編成のディーゼルカーのうち先頭車両は、なんとロングシートの車両でした。
ここでロングシートに座ると、さらに北上する方の場合、新潟から青森まですべてロングシートに座ることになりかねないので、ご注意下さい。
話がそれたついでですが、「青春１８きっぷ」「北海道＆東日本パス」で北を目指す方に入浴情報です。
温海温泉・・・あつみ温泉からあつみ交通バスで６分くらい。あつみ温泉センター前下車。ただし８２１Ｄからの接続は悪い。タクシーだと１１００円くらい。「正面湯」という公衆浴場がお勧め。入浴料２００円。
鶴舞温泉・・・羽後本荘駅から徒歩１５分くらい。駅を背中にして大通りを真っ直ぐ行き、きらやか銀行が右手前角にある交差点を右折、池が右手に見えるとその先すぐ。入浴料５００円。
たらポッキ温泉・・・鶴ヶ坂駅より徒歩５分くらい。奥羽本線の線路沿いにある。駅を降りたら線路沿いの道を青森方向に歩くとすぐ左手に見えてくる。入浴料３５０円。駅に近く、かけ流しの実によく温まる温泉で、急行「はまなす」の乗車前に汗を流すのに最適です。
かなり横道にそれてしまいましたが、以上ご参考になりましたら幸いです。