今年の夏に富士にて中津まで行き、寝台列車にはまってしまったsagittariusと申します。
あのときの楽しさが忘れられず、今回も寝台列車に乗ってまいりました。
今回乗車したのは「サンライズ瀬戸」です。以前富士にて中津まで自転車を輪行し、耶馬溪までサイクリングロードを走ったときの話を友人にしたら非常に興味が湧いたようで、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶしまなみ海道へ行くことになりました。
出発日は11月8日(土)と決定しました。座席は自転車を輪行するのに便利であまり人に迷惑をかけずに済むということでシングルデラックスを選びました。それだけでなく個人的な興味も多分に影響しています。10月8日の午後にみどりの窓口を訪ねたところシングルデラックスは既に売り切れていました。やはり確実にチケットをとるなら10時に訪れるか代理店などに予約したほうがいいみたいですね。一時はシングルデラックスをあきらめシングルにしようとも思いました。しかし窓口の用紙に書いてあったキャンセル待ちの方は連絡先を記入してくださいとの文言が目に留まり、だめもとでシングルデラックスのキャンセル待ちをしてみました。その日はキャンセルが出なかった時を考えシングルの切符を買って帰りました。
1週間ほど経った日に、駅員さんから電話がありキャンセル待ちがでたのですがどうしますかと連絡がありました。内心はあきらめていましたのでとてもうれしかったです。もちろんシングルデラックスでお願いしますと伝えました。また、その際に駅員さんの対応が非常に丁寧でとても好感が持てました。水道橋駅の方、どうもありがとうございました。窓口に引換えに行き、シングルデラックスとシングルの差額分を支払いました。座席は24号室でした。
11月8日の21時40分には友人と東京駅東海道線の9番ホームに到着し、コンビニにて飲食物を購入しました。45分を少し過ぎていよいよサンライズ瀬戸・出雲がホームに入ってきました。幼い頃より寝台列車は青だと思っていましたし、以前乗車した富士もイメージ通りの寝台列車だったので、スタイリッシュで淡い色使いのサンライズを見たときには少し驚きました。
早速乗車して自分の部屋に入ったのですが、その広さ、その綺麗さにびっくりしました。富士のシングルデラックスは必要にして十分な部屋でしたが、今回はそれに華美が加わったとでもいいましょうか。部屋の感じはビジネスホテルといってもいいと思います。列車内とは思えない広さで自転車を楽々収納でき、友人を呼んでも快適でした。喫煙席だったのですがにおいなどは全くなく、ベッドもレールに沿っているのでどちらにも頭を向けることができ進行方向を向いていることができました。
列車が22時に発車してすぐに車掌さんが切符の確認に来られ、簡単な説明とシャワーカードをいただきました。その後車内をしばし探索したのですが、内装や照明は温かみがあり非常に美しかったです。しかし乗車率はノビノビ座席を除いてあまり多くないようでした。
浜松からもう一人の友人が乗ってくるので、それまで車窓を眺めていました。9日の1時過ぎに友人が合流し、少し話した後眠りにつきました。
起床は6時半で、瀬戸大橋を通過するのを見て定刻どおり7時8分に坂出に到着しました。東京発が22時と少し遅く、到着時間も早いため乗車時間が短かったのが残念でなりません。
坂出からは7時52分発のいしづち5号で今治に向かい、今治には9時30分に到着しました。今治駅で自転車を組み立て、レンタサイクルを借りる友人とサンライズ糸山という来島海峡大橋近くのサイクルターミナルで合流し、しまなみ海道を縦断しました。尾道で一泊し尾道と福山を観光後、福山駅より新幹線にて帰途につきました。