私はニューヨークに住んでいて結婚を考えているアメリカ人の彼女に来日の際にはぜひ日本の夜行列車の味をたいけんしてもらいたいなと思っていました。今回その良い機会がやっときてその際廃止が決定している"富士""はやぶさ"とどちらに使用か迷いましたが、運転日がほんとにたまにしかない"サンライズゆめ"に乗ることにしました。決定の理由は広島到着の時間帯がとても都合が良かったことと、シャワーがあったことです。切符は東京駅のJR東海のみどりの窓口としました。なぜかJR東日本よりもきれいで人が空いていました。
出発当時は今まで経験したことの無い"東京駅の夜行ホーム"を期待していました。食べ物を買う店がたくさんあって食料の調達には苦労しませんでした。隣にはサンライズ瀬戸／出雲た到着し、ホームの両側に285系が並び見た目には将来の可能性まで夢見そうな感じでしたが、"ゆめ"ですね、、、アメリカのアムトラックとは雰囲気がだいぶ違います。やはり"日本旅情"です。アメリカ人の彼女にはどのような印象だったのでしょうか？さて、写真を撮りながら乗りこみますが、昔鉄ちゃんだった頃のような写真は撮りません。それでもきちんと入れたい情報をフレームにまとめたいのは昔の鉄道写真のなごりでしょうか、、？大変きれいな車内です。寝台車は適当に明かりが落ちていて落ち着いた雰囲気です。
今回ソロになった理由は元々サンライズツインを希望してましたが、1階室では車窓がいまいち、そしてシングルの２階室は完売していたということだったからです。個室寝台ですがら狭いのはしょうがないですが、なれれば快適なものです。連れも寝転んで目の前に出入り口があってその狭さには多少驚いてましたが、けっこうすぐに寝れたみたいです。
我々はゆっくりと時間をかけてお弁当とビールとチューハイを流れる車窓と楽しい会話でラウンジにて楽しみました。窓が大きくてきれいだったのでちょっとしたくつろぎレストラン風でした。通勤客の目の前で車内でくつろぐのは皆さんおっしゃる通り"優越感"ですね！
やがてその食事も終わり、シャワーを浴びますが、これはよくできていると思いました。動く車内でのシャワーはアメリカのアムトラック以来ですが、こちらの方が広くて温水の勢いもこちらが上です。やはり"日本風"の雰囲気なのは面白いと思いました。脱衣所が特にそうですね。連れにもシャワーの使い方を説明し、とても良かったと言ってました。あとは寝るだけです、、、
私は耳栓をして寝ましたが、これはとても良いですね。全然音が気になりません。目覚ましアラームは耳につく音なので耳栓してても聞こえます。完全に深く寝るのは難しいですが、知らない間におはよう放送があったのでそれなりには寝てました。５時間くらいかな、、、
翌朝は用意しておいたおにぎり、お茶で朝食としました。瀬野越えの山景色での朝食はとてもよかったです。そしてちょうど良い時刻に広島到着です。
JRは夜行のPR不足です！インターネットで予約できないなんて今時以上ですね！それでは客は減るばかり、、、東京ー広島は本当に夜行には都合の良い距離でいろんな用途ができるはずです。投資すれば可能性があると思いました。"ゆめ"はけっこういつも混むと聞いてます。運行日が少なすぎますが、予備編成のみの運行では、、、、もう２編成あれば定期として、もう１編成あれば臨時としてもっと運行日が増やせると思います。
誰かが思い切った企画とそれを実行する機会が無いですかね、、、JRたのむよ！