今年はトワイライトエクスプレス運行２０周年とのことです。
念願のトワイライトエクスプレスに初めて乗車いたしました。沿線風景などは他の皆様の旅行記とダブりますので、現時点（2009年3月19日）でのトワイライトエクスプレス上り列車の車内状況をお伝えすることにいたします。
恐らく今年いっぱいかと思いますが、車内販売お土産品に「キーリング」と「オルゴールつき写真立て」の２品目が追加されています。どちらも買わなかったので、個人的な価値判断はしかねます。私は元からあったキーホルダー６００円を買いました。
ランチタイムメニューに３８００円のミニランチセットが追加されています。説明によりますと２０年前のディナーをランチ向けにアレンジしたものとのことです。ディナーと会席御膳も２０周年ですが、どれも食べなかったので価値的には判断をしかねます。
夕食注文の弁当は１５００円の「２０周年記念弁当」で洞爺？での積み込みのようです。それからたまたま自分が乗車した日がそうだったのかどうかわかりませんが、五稜郭でも弁当の積み込みがあったみたいで、その折に函館駅販売の駅弁「北の駅弁屋さん」１３００円も積み込まれたようです。２０周年記念弁当は１５００円の価値…は個人的には無いと思います。ちなみに、下り列車では富山で積み込みで内容的には大差ありません。
私が乗車した車両の洗面所には歯磨き用のコップがありませんでした。他の車両の洗面所でも見かけなかったので、元から無いのかそれともどこかにあるのかは不明です。
洗面所トイレ共に北斗星などと比較するとリニューアルされて久しいにもかかわらずはるかに清潔で好感を持ちました。公共シャワールームも北斗星ほかの車両のシャワールームと比べ個人的には良い状態だと思います。
１０分以上の長時間停車が事実上夜間の新津と終着間近の敦賀しか無く、それ以外の駅は乗降のみで買い物はできません。
青函トンネルのガイドは車掌放送のみです。
車内販売はお土産品一式・夕食時のビールと清酒・夕食後にコーヒー（とアイスクリームも？）・翌朝に朝刊が食堂車営業で行われ、車掌販売でＪＲ北海道と西日本の車内限定販売のオレンジカードがありました。
全体的に「２０周年という割にはあまり力入れてないな」という印象でした。食堂車の販売営業にせよ車掌のオレンジカードの販売にせよ、かなり惰性的に営業してるなぁと感じる面も少なくありません。車掌にせよ乗務員にせよがんばっているのですが、どうも上からそもそも与えられるものが問題と言いますか…オレンジカードは確かにお土産にかさばらないかも知れませんが、各地でＩＣカードを普及させているのに今更買ってもテレホンカード程度の価値しか無いのではないかと。まぁ記念品と言ってしまえばそれまでですが。
トワイライトエクスプレスが素晴らしいのは間違いないとしまして、車内状態などについては現在はかつての姿とは違ったものになっているのも間違いないと思います。「超豪華」とか「走るホテル」とか旅行会社のパンフレットに書かれているものを鵜呑みにすると「あれ？」ということになるのではないかと。私がどちらかと言えば期待しすぎで乗車したため「あれれ？」と思うことが多かったため、そのことについて書きました。
ただ、今回は往復利用で帰路は２１日大阪発下りＢ寝台禁煙だったのですが往路で慣れがあったことで色々と対策して快適に過ごせましたし、また晴天に恵まれ景色が素晴らしく、やはりトワイライトエクスプレスは素晴らしい列車だと心から納得させられましたことも付記しておきます。また機会があれば…というよりも機会を作って是非乗りたいです。