今までの北海道方面への寝台列車の乗車は、札幌行き北斗星のロイヤル。同じく札幌行きのトワイライトエクスプレスのロイヤル。どちらも一週間前に奇跡的に取得しての乗車でした。今回はどうしても札幌から乗りたかったので、乗車予定の一か月前の４月３日に地元呉線の小さな駅に９時半に陣取り、その時を待ちました。ホテルも飛行機も手配してあり、最悪Ｂコンパートメントも覚悟していました。壁時計を睨んでいた窓口氏が秒針が０゜を指すとともにキーボードをたたきましたが、０が表示され、「シングルツインは？」と私のリクエストに答えは、１でした。この間５秒前後だったと思います。前回２回のロイヤルは本当に奇跡だったのだと思います。券を見ると不吉な１３番。時刻表で場所を確認すると一番端っこでトイレの前にある部屋だと分かり、正直それからの１か月はあまり乗り気ではなく、何度も同じ駅に行き、ロイヤルとシングルツインの空きを求めましたが、３回目の奇跡はありませんでした。
１日目は神戸空港から札幌へ。地元の広島空港からも直行便があるのですが、ただ単に神戸空港はまだ利用してなかったので、話題作りに利用しました。普通の空港で、関空に降りる飛行機が目の前をゆっくりとターンしていきます。こんなに近くに三つの空港が必要？？２日目は丘珠空港から函館。そして札幌へは洞爺まで普通の北斗。そして洞爺からはスーパー北斗に。どちらもグリーン車に乗りましたが、スーパーは加速も良いのですが騒音もスーパーでした。そして３日目、１４時前に札幌駅のホームに出て、トワイライトの入線を待ってましたが、以外にも女性の方々が熱心に携帯でＤＤ５１を撮られていたのが、少し不思議でした。１３番のシングルツインはトイレの反対側に入口があって、ひと安心。そして個室内も狭いというよりは、新幹線の普通席でいえば横２列分＋縦２列分＝４人分の空間なので男一人、十分な広さです。確かにロイヤルは、トイレもシャワーもウェルカムドリンクもありますが、空間的に広すぎて落ち着きませんでした。ただ１３番は台車の真上だと思われ、突き上げるような感じを若干意識させられました。私は旅行中でも何処でも最低７時間は寝ないと次の日、胃腸の調子がよくなく、寝台車に乗ってもキッチリ寝ます。この点、鉄道ファンなのかどうか・・・、どちらでもいいのですが。上のベットは夜中のトイレの時等に下りる時に怖いので、下のソファーをベットにして、弘前駅を確認して眠りました。線路と平行ですから、横揺れは気持ち良く、前後の揺れは内臓が動くようで少し不快でしたが、家と同じように普通に眠れました。早朝にトイレに行くのも家と同様に。目が覚めたのは直江津を出てから。７時間以上しっかり眠りました。
本当に気持ちのいい朝を迎えました。８時からシャワーで２０分から朝食でしたので、早めにシャワー室に行くと誰もいません。７時３０分からの人がいなかったのでしょう。ゆっくりシャワーを浴びて焦ることなく食堂車へと。昨日乗車して３０分くらいして訪ねた食堂車では簡単な飲み物がＯＫで、コーヒーを頼み、その時にシャワー券とシャワーセットを購入してました。金沢に着く前に和朝食を食べ終え、コーヒーも飲み終え、自分の部屋へと。煙草が吸えないとゆっくり出来ません。充分眠ったつもりでしたが、今走っている北陸本線のロングレールの心地よさがまた私を眠りへと。気がつくと北陸トンネルの中で凄い音。敦賀にはその３分後に到着。寝ぼけ眼でホームを前へと。またここで不思議な光景が。圧倒的な女性の方々が機関車を撮っています。離れていく時にパシャパシャ。近づいてきたらパシャパシャ。鉄子なのでしょうか？
今回の経験でトワイライトエクスプレスではなく、シングルツインのファンになりました。また女性の食堂長の方が敦賀駅でお客さまの写真のシャッターを押すために、先頭まで歩いてこられたのには、驚き、プロを見た気がします。また夏、乗りに行きたいと思っています。リクエストは、シングルツインの海側です。そう山側ではなくて。